東京っ子NIGHTお遊びジョーズ

東京っ子NIGHTお遊びジョーズ

『東京っ子NIGHTお遊びジョーズ』は、1987年4月6日から1989年10月6日まで文化放送で放送されていたラジオ番組です。番組は東京都港区、特に芝浦のTOKYO BAY STUDIOから放送され、東京の様々な情報や話題を楽しくお届けしました。

番組の初期

初期のパーソナリティは関秀章で、彼は毎週月曜日にテレビ神奈川での『ファンキートマト』の生放送にも出演していました。そのため、放送時間に間に合うかどうかで話題になることが多く、1987年5月5日には関がスタジオに間に合わず、金曜日パーソナリティの太田英明が途中まで進行するという出来事もありました。このようなハプニングが番組に親しみをもたらしました。

オープニングテーマには、スウィング・アウト・シスターの曲『ブレイクアウト』をアレンジしたオリジナル曲が使用されていました。番組開始前には、マスコミ関係者を招いたスタート記念パーティーが行われ、番組の広報活動も活発に展開されましたが、視聴率は前番組を下回ることが多かったようです。

このような背景の中で、吉田照美は自らの番組中に『文化の夜、ガタガタじゃねえかよ!』とコメントするなど、時折苦言を呈していました。

リニューアルと新たなスタート

1988年4月には大きなリニューアルが行われ、番組名から「東京っ子NIGHT」が外れ、『お遊びジョーズ』となり、新しいスタジオでの放送に切り替わりました。これにより、より自由な形式での番組運営が可能となりました。

番組の内容

番組の大きな特色の一つは、各種コーナーです。例えば、「東京奇々怪界」は東京の面白い情報や超常現象に関するトークが展開され、リスナー参加型のクイズもありました。また、文化放送のスポットニュースや異文化見聞録など、多彩な内容が組み込まれました。特にリスナー参加型の「クイズマシンガン」は、聴取者との交流を楽しむ一環として人気を博しました。

1988年からは、正規の放送スケジュールの中に様々なタイプのコーナーが導入され、リスナーとのインタラクションを強調する形で進化していきました。「WAI WAI PARTY」や「GAG ROOM 1134」のように、リスナーの投稿を取り入れたコーナーが設けられ、聴く楽しさを一層引き立てる魅力を持っていました。特に「私鉄沿線お遊びジョーズ」では、東京周辺の面白い話題が取り上げられ、多くのリスナーを惹きつけました。

放送の特徴と影響

放送時間は月曜日から金曜日の21:30から24:00と設定されていましたが、放送中に野球中継との絡みもありました。文化放送は夕方からの野球中継を21:30に終了する形で『文化放送ライオンズナイター』を編成しており、これが日々の放送に影響を及ぼしました。1988年のシーズンにおいては、放送される試合に応じて、変則的な放送がなされることも多かったとされます。

物語の中心にある『東京っ子NIGHTお遊びジョーズ』は、当時の若者たちに新しい文化の楽しさを届け、ラジオの新たな楽しみ方を提案した重要な番組でした。1989年の9月まで放送され、文化放送のラジオ史に燦然と輝く足跡を残しました。

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