東京インタラクティブアドアワード

東京インタラクティブアドアワード（TIAA）とは

東京インタラクティブアドアワード（TIAA）は、インターネット広告推進協議会（JIAA）が主催していたインターネット広告賞です。2003年に設立され、デジタルクリエイティブの発展に貢献しました。2003年から2012年までの10年間開催され、その後、ACC主催の「ACC CMフェスティバル」に統合される形でその歴史に幕を閉じました。

審査の特色

TIAAでは、各回ごとに著名なクリエイターや広告関係者が審査員を務めました。デジタル広告の革新性やクリエイティビティを評価基準とし、その年の優れた作品を選出しました。審査員長は、電通の杉山恒太郎氏が長らく務め、業界の第一線で活躍するクリエイターたちが審査に加わりました。特別審査委員として、糸井重里氏や中島信也氏なども参加し、多様な視点から作品の評価が行われました。

各回の概要

第1回 (2003年)

審査委員長：杉山 恒太郎（株式会社 電通）
特別審査委員：糸井 重里

第2回 (2004年)

審査委員長：杉山 恒太郎 （株式会社 電通）
特別審査委員： 宮崎 晋、中島 信也

第3回 (2005年)

審査委員長：杉山 恒太郎（株式会社 電通）
特別審査委員： 宮崎 晋、中島 信也

第4回 (2006年)

ベストクリエイター賞：中村勇吾
ベストインタラクティブプロダクション賞：株式会社バスキュール
審査委員長： 杉山 恒太郎（株式会社 電通）
特別審査委員： 中島 信也

第5回 (2007年)

ベストクリエイター賞：伊藤 直樹
ベストインタラクティブプロダクション賞：SEMITRANSPARENT DESIGN
ベストメディアアーキテクト賞：中山 行功
審査委員長： 杉山 恒太郎 （株式会社 電通）
特別審査委員： 中島信也

第6回 (2008年)

ベストクリエイター賞：田中 耕一郎
ベストインタラクティブプロダクション賞：株式会社イメージソース、株式会社ノングリッド
審査員長： 大岩 直人 （株式会社 電通）
特別審査委員： 中島 信也

第7回 (2009年)

ベストクリエイター：朴 正義
ベストインタラクティブプロダクション：tha ltd.
審査員長： 福田 敏也
特別審査委員： 中島 信也

第8回 (2009年)

ベストクリエイター：城戸 雅行
ベストインタラクティブプロダクション：IMG SRC, Inc. (株式会社 イメージソース)
審査員長： 福田 敏也
特別審査委員： 中島 信也

第9回 (2010年)

ベストクリエイター：川村真司、清水幹太
ベストインタラクティブプロダクション：株式会社エイド・ディーシーシー
審査員長: 伊藤 直樹
特別審査員: 川村 真司、レイ イナモト

第10回 (2011年)

ベストインタラクティブプロダクション賞：Rhizomatiks co., ltd.
* 審査員長：伊藤 直樹

TIAAの意義

TIAAは、インターネット広告の黎明期から発展期にかけて、日本のデジタルクリエイティブ業界を牽引する役割を果たしました。クリエイターや制作会社の才能を発掘し、優れた作品を広く紹介することで、業界全体のレベル向上に貢献しました。また、ACC CMフェスティバルへの統合という形で、その精神は受け継がれています。

インターネット広告推進協議会

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