東京シーサイドストーリー

東京シーサイドストーリー

『東京シーサイドストーリー』は、東京湾岸エリアの情報を網羅した月刊誌で、特にお台場に焦点を当てているメディアです。この雑誌は、1996年3月26日にフジテレビ本社が位置する台場地区の開発に合わせて創刊されました。キャッチコピーには「年5700万人が訪れる日本一の観光都市・お台場で唯一の月刊情報誌」とあり、多くの観光客や地域住民にとって重要な情報源となっています。

創刊とコンセプト

創刊から21年を迎えたこの雑誌は、東京都港湾局から公認を受けて、産経新聞社が発行しています。編集の基本コンセプトは、東京湾岸エリアを広くカバーし、ショッピング、グルメ、イベント情報を通じて「面白くてタメになっておトク」な情報を提供することです。これにより、読者はお台場を始めとした臨海副都心の魅力を再発見することができます。

創刊号には、お台場の全体像が分かる「おもしろマップ」や、地域のグルメやショッピングを紹介する「食と買い物ガイド」、各地域のイベントをまとめた「イベント速報」が掲載されました。この号の表紙は、ゲームソフトのクリエイターとして名を馳せている広井王子のコラージュ作品で、そのアートも多くの注目を集めました。また、広井王子自身による東京下町の変化に関するコラムが数年にわたって連載されたことでも話題となりました。

特徴と入手方法

『東京シーサイドストーリー』は、フジテレビとの連携も行い、度々コラボ企画を実施しています。例えば、平成14年8月号（2002年7月発行）では、ダウンタウンが出演する音楽番組「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」の宣伝ページを特集し、視聴者からの注目を集めました。また、雑誌自体はお台場の他、東京タワーなどの観光地でも入手可能で、周辺施設の割引券が添付されているなど、読者にとって特典も魅力的です。

ただし、バックナンバーの販売は行っておらず、最新号を手に入れるには毎号早い者勝ちという形式が取られています。定期的に訪問する観光客や地域住民にとって、この雑誌は逃せないアイテムとなっています。また、一部の最新号はウェブサイトでPDF形式で閲覧できるため、紙媒体を手に入れられない方にも利便性があります。

まとめ

『東京シーサイドストーリー』は、東京湾岸エリアの豊かな情報を提供する貴重な存在であり、観光客や地元住民の生活を豊かにするための素晴らしいリソースです。お台場の魅力を存分に引き出し、多くの人々に愛され続けているこの雑誌は、東京を訪れる際にはぜひ手に取ってみる価値があります。

もう一度検索