東京マラソン2011

東京マラソン2011：第五回大会の詳細

2011年2月27日、東京都内において、第5回となる東京マラソン2011が開催されました。この大会は、日本陸上競技連盟公認コース（一部カテゴリのみ）を使用し、多くのランナーが参加しました。

大会概要

東京マラソンの主催者は、これまで東京都と日本陸上競技連盟でしたが、この大会から両者によって設立された一般財団法人東京マラソン財団が主催となりました。開催日は前回と同様に2月の第4日曜日でした。

参加定員は当初、マラソンが32,000人、10km走が3,000人とされていました。しかし、フルマラソンにチャリティー枠が設けられ、東京マラソン財団に10万円以上の寄付をした個人に対して、先着順で最大1,000人の参加枠が与えられました。これにより、総参加者数は最大36,000人となりました。チャリティー枠を除いた申込者数は、前回を上回り33万人以上となりました。

本大会の人出は216万人に達しました（沿道人数153万人、東京大マラソン祭観客数63万人）。

男子フルマラソンの部は、世界陸上選手権の代表選手選考競技会を兼ねており、また、第95回日本陸上競技選手権大会男子マラソンも兼ねていました。前回大会に引き続き、賞金制度も導入されました。

参加資格

参加資格は基本的に前回大会と同様です。メディア向けの特別枠の割り当てについては、奇数回のためフジサンケイグループに対して割り当てられました。

フルマラソン

一般: 大会当日満19歳以上で、6時間40分以内に完走できる男女（障害者、本大会が推薦する国内・国外の者を含む）。
エリート: 日本陸上競技連盟登記・登録競技者で、申込期日までに日本陸上競技連盟の公認競技会で一定の記録を出した男女競技者、または日本陸上競技連盟が推薦する男女競技者。
車いすの部: レース仕様車で2時間10分以内に完走できる男女計25人。

10km走

10km走のコースは陸連に公認されていないため、公式記録扱いとはなりません。

一般: 大会当日満16歳以上で、1時間30分以内に完走できる男女（本大会が推薦する国内・国外の競技者を含む）。
障害者: 1時間30分以内に完走できる男女の障害者で、車いす（レース仕様車で60分以内に完走できる男女計25人）、視覚障害者（1時間30分以内に完走できる男女計50人）、知的障害者（1時間30分以内に完走できる男女計100人）、移植者（1時間30分以内に完走できる男女計50人）を除く。

参加申込

一般参加者はインターネットまたは郵便振替で、2010年8月1日から8月31日まで申し込む必要がありました。定員を大きく超えたため、抽選が実施されました。エリートの部については別途定められました。

大会放送

テレビ中継はフジテレビジョンほかのフジサンケイグループ各媒体で放映されました。地上アナログ放送では東京マラソン全体を通じて最後の放送となり、16:9レターボックスサイズで放送されました。

テレビ（地上波）: フジテレビ系列各社で選考会の部が生中継され、フジテレビ（関東ローカル）では市民マラソンの部が生中継されました。
衛星放送: フジテレビONEとBSフジでも放送が行われました。
ラジオ: ニッポン放送で選考会の部が生中継されました。

優勝者

（優勝者に関する情報は提供されていません。）

東京マラソンEXPO 2011概要

（東京マラソンEXPO 2011に関する詳細は提供されていません。）

特筆的な出来事

川内優輝選手が2時間8分37秒で日本人最高の3位でゴールし、世界陸上の日本代表に内定しました。これは、市民ランナーが日本代表選考レースで日本人最高位となる極めて異例な出来事でした。
女子の部で1着でゴールしたタチアナ・アリャソワ選手から、ドーピング検査で禁止薬物が検出され、失格となりました。その結果、2位に入った樋口紀子選手が繰り上げ優勝となりました。
* 元マラソン日本女子最高記録保持者の渋井陽子選手は、3位という結果に終わりました。

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