東京ラストチカ

東京ラストチカ

『東京ラストチカ』は、みよしふるまちによって描かれた日本の漫画作品です。マッグガーデンの『月刊コミックブレイドアヴァルス』にて2010年3月号から11月号まで連載されました。単行本は全2巻で、アヴァルスコミックスより刊行されています。

あらすじ

舞台は明治43年。母を亡くし、幼い弟と二人で生きていくことになった津村花は、子爵である有馬家に女中として奉公に出ることになります。そこで出会ったのは、若く優しい当主・有馬光亨。身分の違いを感じながらも、花は光亨に淡い恋心を抱き始めます。しかし、彼女の体を病魔が蝕んでおり…。

登場人物

津村 花（つむら はな）
本作の主人公。17歳。明るく素直な性格の持ち主。母の死後、弟を養うために有馬家で働くことになります。

有馬 光亨（ありま みつゆき）
19歳。子爵家の若き当主であり、川端紡績の社長。物腰が柔らかく、優しい青年です。かつては小説家を目指していましたが、父の反対により夢を諦めました。

有馬 千鶴子（ありま ちづこ）
14歳。光亨の父方の従妹。光亨に近づく女性を快く思っておらず、これまでにも多くの女中を辞めさせてきました。花に対しても最初は敵意を抱いていましたが、後に和解します。

津村 秋吉（つむら あきよし）
10歳。花の弟。

書誌情報

みよしふるまち 『東京ラストチカ』 マッグガーデン〈アヴァルスコミックス〉 全2巻

2010年11月15日発売、ISBN 978-4-86127-792-4
明治四十三年、春（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年3月号）
猫とねずみ（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年4月号）
ないものねだり（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年5月号）
沈む町（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年6月号）
告白（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年7月号）
2011年03月15日発売、ISBN 978-4-86127-839-6
明治四十三年、冬（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年8月号）
雪（『月刊コミックブレイド アヴァルス』2010年9月号）
花（『月刊コミック アヴァルス』2010年10月号）
再び、春（『月刊コミック アヴァルス』2010年11月号）
エピローグ（書き下ろし）

外部リンク

* マグコミ | 東京ラストチカ公式サイト - 試し読みあり

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