東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター

東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センターについて

東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター（International Research Center of Medical Education, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo）は、東京大学大学院医学系研究科・医学部に所属する研究機関です。このセンターは、医学教育と国際協力の分野において、高度な専門性と国際的な視野を持つ人材育成を目的としています。

ミッション

センターの主なミッションは、以下の2点です。

1. 優れた臨床医の育成: 高度な医療知識と倫理観を備えた臨床医を育成し、質の高い医療を提供できる人材を輩出することを目指しています。
2. 医学研究者の育成: 生命科学の急速な発展に対応し、基礎研究と臨床応用を結びつけることのできる医学研究者を育成します。

これらのミッションを通じて、医学教育の質の向上と国際的な保健医療の発展に貢献することを目指しています。

設立の経緯

1990年代後半、東京大学医学部では医学教育改革の動きが活発化していました。医学教育を専門とする教員のポストを設立する動きが起こる中、文部省（当時）が国際協力研究センターの設立を推進していたことが、センター設立のきっかけとなりました。

2000年、文部省の国際協力政策と医学部の医学教育改革への動きが融合し、「東京大学医学教育国際協力研究センター」が設立されました。その後、2013年に医学系研究科附属の「医学教育国際研究センター」として再編され、現在に至ります。

所在地

センターは、以下の場所に位置しています。

〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1

医学部総合中央館2階

部門

センターには、以下の2つの部門が設置されています。

医学教育学
医学教育国際協力学

主な活動

センターは、様々なプロジェクトやプログラムを通じて、医学教育と国際協力に関する活動を行っています。主な活動は以下の通りです。

JICAアフガニスタンプロジェクト
JICAラオスプロジェクト
JICAインドネシアプロジェクト
WHOフェロー研修プログラム

これらのプロジェクトを通じて、発展途上国の医療人材育成や医療システムの改善に貢献しています。

沿革

センターの主な沿革は以下の通りです。

2000年4月: 東京大学全学センター「医学教育国際協力研究センター」として発足（初代センター長：加我君孝）。
2005年7月: JICAアフガニスタン医学教育プロジェクト開始（〜2008年6月）。
2005年7月: 日本医学教育学会主幹。
2007年1月: センター外部評価実施。
2007年4月: 山本一彦センター長着任。
2007年12月: JICAラオス国セタティラート大学病院医学教育研究機能強化プロジェクト開始（〜2010年11月）。
2008年10月: 東京大学・東京医科歯科大学合同模擬患者養成プロジェクト「模擬患者つつじの会」発足。
2010年5月: 「医学教育国際協力研究センター 10周年記念誌」発刊。
2011年4月: 東京大学医学教育基礎コース開始。
2013年4月: 東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センターとして改組。

外部リンク

センターに関する詳しい情報は、以下の公式サイトで確認できます。

東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター
日本医学教育学会

このセンターは、医学教育と国際協力の分野におけるリーダーシップを発揮し、世界中の医療の発展に貢献しています。

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