東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦

東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦

東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦は、1956年（第1回）から1966年（第11回）まで、東京新聞社が主催して行われたプロ将棋の公式棋戦です。略称としては「東京新聞社杯」または「高松宮賞」として知られていました。

概要

この棋戦は、当時の将棋界において重要な位置を占めていました。しかし、1967年に東京新聞社が中日新聞社に業務譲渡されたことに伴い、棋戦の主催も変更されることになりました。その結果、東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦は、中日新聞社が主催する王位戦に統合される形で幕を閉じました。

方式

棋戦はトーナメント形式で争われ、多くの棋士が参加して熱戦を繰り広げました。トーナメントを勝ち抜いた2名による決勝戦は、三番勝負で行われ、優勝者を決定しました。

賞

優勝者には、栄誉の象徴として「東京新聞社杯」が贈られました。また、単に勝敗だけでなく、将棋史に残るような素晴らしい内容の対局（名局）を生み出した棋士に対しては、高松宮宣仁親王から「高松宮賞」が贈られました。この高松宮賞は、後に敢闘賞のような意味合いを持つようになり、優れた内容でトーナメントを盛り上げた棋士に贈られる賞として定着しました。

棋士の一般棋戦優勝回数の記録においては、東京新聞社杯の獲得者（優勝者）だけでなく、高松宮賞を受賞した棋士も優勝者と同列に扱われるという特徴がありました。これは、高松宮賞の価値が単なる敢闘賞を超え、名局を生み出したことに対する高い評価を示すものと言えるでしょう。

歴代トーナメント

（歴代トーナメント表は省略）

脚注

（脚注は省略）

外部リンク

* 東京新聞社杯高松宮賞争奪将棋選手権戦-日本将棋連盟

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