東京羽田ヴィッキーズ

東京羽田ヴィッキーズ

東京羽田ヴィッキーズは、東京を拠点に活動する女子バスケットボールチームです。運営は一般社団法人羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブが担当しており、「ヴィッキーズ」という名称は、勝利、激しさ、勇気、知恵、誠実さ、活動力、力強さを表す言葉の頭文字から生まれました。この名称は荏原製作所の社内公募によって決まりました。

チームは1971年に荏原製作所の女子バスケットボール部として創設され、2013年からは羽田ヴィッキーズとして活動を続け、現在はWリーグに所属しています。東京都内では唯一のWリーグ所属プロバスケットボールクラブであり、運営法人は東京都大田区に位置しています。

地域貢献と活躍

Wリーグの中では、地域に密着した活動を行っており、様々な地域イベントやクリニックを積極的に実施しています。また、2012年には「大田区観光PR特使」に任命され、この分野からの選出としては初のスポーツ団体となりました。観光PR特使としての活動も続けており、地域振興に大きな役割を果たしています。

歴史

チームの歴史は1972年にさかのぼります。佐久間道博の熱意により、荏原製作所の実業団チームとして設立され、当初は関東実業団リーグで活動を開始しました。1990年には荏原グループが後援会を発足させ、チーム強化が進む中、1991年からは「荏原製作所ハローヴィッキーズ」という名前で活動し始めました。2001年にはWJBLに新たに加入し、2004年には坂根茂がヘッドコーチに就任しました。

2007年からはチーム名が「エバラヴィッキーズ」に変更され、以降も様々な成長を遂げてきました。2008年には東京都代表として国体バスケットボール競技に出場し、見事に優勝を果たしています。2012年にはWリーグに移行し、同年、「一般社団法人羽田ヴィッキーズ女子バスケットボールクラブ」が設立されました。

2013年以降、チーム名は「羽田ヴィッキーズ」に改称され、実業団からプロクラブへと進化を遂げました。荏原製作所はメインスポンサーとして継続的に支援を提供しています。

2017年にはクラブ史上初の二桁勝利を記録し、プレーオフ進出を果たしました。2018年には本橋菜子選手が日本代表に選出され、FIBA ワールドカップに出場しました。さらに2019年には、クラブ史上最高の成績を収めたことでも話題になり、本橋選手が女子日本代表チームの中心的な役割を果たすことに成功しました。

現在の体制と活動

2021年には元女子日本代表の萩原美樹子がヘッドコーチに就任し、東京オリンピックでは本橋選手が日本代表として出場し、銀メダルを獲得しました。

ユニフォームと練習場

現在、チームのユニフォームはPENALTY社によって供給され、前面には荏原製作所とミンカブ・ジ・インフォノイドのロゴが配置されています。ホームゲームは大田区総合体育館を中心に、東京都内や関東近郊でも行なわれています。普段の練習は羽田クロノゲート内の「ヤマトフォーラム」で行われ、選手たちはより一層の成長を目指して日々トレーニングを積んでいます。

まとめ

東京羽田ヴィッキーズは、近年数々の成果を上げつつ地域に根ざした活動を行い、多くのファンに支持されています。これからも女子バスケットボールの発展を目指し、さらなる成長に期待がかかります。

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