東京農業大学全学応援団

東京農業大学全学応援団

東京農業大学全学応援団は、東京農業大学および東京農業大学短期大学部の運営・支援を目的とする組織です。全日本学生応援団連盟に加入し、多くの学生が参加しています。正式名称には旧字体が使われていますが、現在は新字体で表記されることが一般的です。

概要

この応援団の特徴は、全学生が団員となる点にあります。入学した学生はすべてこの組織に所属し、応援活動への参加が求められます。応援団は通常リーダー部、吹奏楽部、チアリーダー部の三つの部門がそれぞれの役割を果たしながら活動を行っています。また、特別教育活動機関として認識され、学内の学生団体とは異なる位置づけがなされています。

組織構成

応援団の本部は世田谷キャンパスに設置されており、オホーツクキャンパスには支部があります。厚木キャンパスに関しては、本部が応援団業務を直接担当し、支部は設けられていません。

設立の歴史

東京農業大学全学応援団は、明治30年代、当時の東京高等農学校で学生たちによる応援が行われていたことからその起源を持っています。応援団の具体的な活動が形づくられるようになったのは、大正2年に三浦肆玖楼が応援団長に就任した時からです。1923年には「青山ほとり」という応援歌が作られ、学生の間で人気を博しました。

1925年には新たな学歌「常磐の松風」が制定され、応援団活動はより一層充実していきました。1941年に日本が戦争に突入すると、応援団も活動を制限されることとなり、1945年にはアメリカ軍による爆撃で初代団旗を失ってしまいましたが、応援団の精神は途絶えることはありませんでした。

戦後復活

1945年の終戦後、応援団は学生たちの帰還とともに復活し、戦後の混乱の中で全学生の団結の重要性を説いて活動を再開しました。1948年には全学応援団が再統合され、新しい形態での活動が始まります。その後、叶った夢とともに全日本学生応援団連盟への加盟を果たしました。

現代の活動

現在、応援団はリーダー部、吹奏楽部、チアリーダー部の三部体制で活動を行っており、さまざまなイベントやスポーツ大会で応援を展開しています。近年では、バトントワラー部が設立され、チアリーダー部に改名後も地域の大会などに参加して応援を続けています。また、大学の100周年を迎える際には特別な記念祭を開催し、農大生としての誇りと団結を表し続けています。

校歌や応援歌

全学応援団の活動には、さまざまな校歌や応援歌が関わっています。「東京高等農学校校歌」や「青山ほとり」といった楽曲は、歴史とともに受け継がれ、多くの学生に愛されています。これらの歌は、入学式や卒業式で歌われ、応援団の精神を次世代へと繋いでいます。

結論

東京農業大学全学応援団は、歴史ある伝統を持ちながらも新たな挑戦を続ける団体です。応援団としての役割を果たし、自らのアイデンティティを深めていくことで、農大生全員が一つにまとまる姿勢を今後も大切にしていくことでしょう。

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