東京都原爆被害者団体協議会

東京都原爆被害者団体協議会について

東京都原爆被害者団体協議会、通称「東友会」は、1958年11月に設立された東京都における唯一の被爆者運動の全都レベルの組織です。この団体は広島・長崎で原爆の被害を被った生存者が中心となり、東京都内の各地区ごとに活動する46の被爆者団体（地区の会）により構成されています（2010年6月現在）。

活動内容

東友会は、被爆者の健康維持や医療支援を行い、被爆者やその家族に対する救援、相談、援護を提供しています。具体的には、以下のような活動を行っています：

• - 健康管理と相談支援：被爆者の健康向上を目的とした活動や必要な情報提供を行います。
• - 情報の調査と宣伝：被爆者の健康に関する資料を収集し、広く普及するための宣伝活動を行います。
• - 核兵器の廃絶に向けた運動：核兵器を撲滅するための活動を展開しています。
• - 国内外との連携：他の被害者団体との連携を深め、共に活動することで影響力を持ちます。
• - 被爆の実相の普及：被爆体験を国内外に広めるための活動を行い、正しい理解を促進します。
• - 調査・研究活動と広報：被爆の実態についての研究、出版、展示会や集会の開催を行い、情報を発信します。
• - 施策の充実を促進：東京都や区市町村による被爆者施策の向上を求める運動を行っています。
• - 法律改正の提案：被爆者援護法の活用や改善、国家補償に関する法改正を求める活動も行っています。

組織構成

東友会の本部は東京都文京区湯島に位置し、平和と労働センター6階に設置されています。組織のリーダーシップは、会長に飯田マリ子、副会長に藤平典、長岡和幸、山本英典、事務局長に大岩孝平が担当しています（2010年時点）。

機関紙と関連団体

協議会の機関紙である「東友」は月刊で発行され、定期的に情報を発信しています。また、東京都原爆被害者団体協議会は日本原水爆被害者団体協議会（日本被団協）や反核運動とも関連が深く、さらなる情報の提供や活動連携を行っています。特に経済学者で元会長の伊東壮氏が起用されるなど、学術的な視点からの助言も受けています。

公式情報

集団の各種活動や最新情報については、東京都原爆被害者団体協議会の公式ホームページを通じて確認することができます。個々の被爆者が直面し得る様々な問題に対して、必要な支援を提供し続けることが、東友会の使命です。

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