東京都子供政策連携室

東京都子供政策連携室

東京都子供政策連携室（とうきょうとこどもせいさくれんけいしつ、英語名称: Liaison Office for Child-Orientated Policies）は、東京都において子供に関する総合的な政策を推進するために、2022年4月に新たに設置された行政組織です。現代社会が直面する、子供を取り巻く複雑で多様な課題に対応するため、都庁内外の多様な主体と連携し、分野横断的な視点から、より効果的な施策を展開していくことを目的としています。

役割

本室が担う主要な役割は、子供関連施策に関する高度な企画立案、関係部局との連携強化、そして先進的な事業の推進です。国内外の優れた事例を調査・研究し、その知見に基づいて独自の政策を考案します。また、都庁内の関係各部署と緊密に協力し、子供に関する複合的な課題に対し一体的に対応できる体制を築きます。さらに、行政だけでなく、様々な団体や個人とも協働し、従来の福祉や教育といった枠組みにとらわれない幅広い視点から、社会全体で子供を支えるための先駆的な取り組みを推進し、子供たちの健やかな成長と幸福を追求します。

組織上の位置づけ

東京都子供政策連携室の組織構造における特徴は、その位置づけにあります。組織図上は東京都の政策企画局の内部組織として示されていますが、東京都の行政組織に関する規程においては他の「局」と並列に扱われており、組織運営に必要な予算や人事に関する総務機能も独立して保有しています。このため、実質的には政策企画局から独立した、「局」に準ずる組織として機能しています。政策企画局との間での職員異動も、「局」間の異動と同様に扱われます。このような「室」でありながら「局」と同等の権限を持つ組織形態は、本室設置の翌年に設けられた「東京都スタートアップ・国際金融都市戦略室」にも見られる特徴です。

内部組織体制

本室の内部組織は、室長の下に政策推進と組織運営のための複数の部と課で構成されています。主な内部組織として、組織全体の基盤運営や対外的な連携を担う「総合推進部」と、具体的な政策の企画・実行を進める「企画調整部」が設置されています。

室長
総合推進部
総務課
連携推進課
若者政策連携推進課
企画調整部
企画調整課
プロジェクト推進課

これらの内部組織がそれぞれの専門性を活かしながら有機的に連携し、東京都の子供政策を強力に推進しています。

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