東京都福祉局

東京都福祉局

東京都福祉局（とうきょうとふくしきょく、英称：Tokyo Metropolitan Government Bureau of Social Welfare）は、都民が安心して暮らせる社会の実現と福祉の向上を目指し、幅広い分野の施策を担当する東京都の組織です。2023年（令和5年）7月、都知事直轄の部局として新たに設置されました。

沿革

当組織は、2023年7月をもって東京都福祉保健局が廃止されたことに伴い、その福祉関連部門を引き継ぐ形で発足しました。

組織と主な業務

東京都福祉局は、専門性の高い複数の部によって構成され、それぞれが多様な福祉課題に対応しています。主な事業所と担当業務は以下の通りです。

総務部

局全体の運営基盤を支える部署です。組織の庶務、議会対応、文書管理、情報公開、広報活動、調査統計、契約事務、財産・物品の管理、工事関連、人事、給与、定数管理、職員の福利厚生や研修企画など、多岐にわたる内部管理業務を遂行しています。

企画部

局全体の施策に関する企画立案や総合調整を担います。区市町村との連携強化、政策連携団体との調整、予算編成、決算処理、会計事務など、福祉施策を円滑に進めるための計画・財務関連業務を担当しています。

指導監査部

社会福祉サービスの質の確保と適正な運営を目指し、各種事業所への指導監査を行います。社会福祉法人の設立認可、介護保険事業者や障害福祉サービス事業者、指定医療機関に対する指導検査、保護施設や保育所（認可外を含む）への指導検査など、サービス提供機関の管理・監督を所管しています。

生活福祉部

都民の生活の安定と向上を支援する部署です。生活保護制度の運用、保護施設や宿泊所の運営指導、路上生活者対策、山谷地域に関する課題対応、低所得者への支援、旧軍人等の恩給事務、中国帰国者支援、福祉のまちづくり推進、民生委員・児童委員との連携、地域福祉の振興、福祉分野の人材確保・育成、ひきこもりに関する相談支援、特定の医療費助成、西多摩郡町村区域における生活保護事務、母子相談など、広範な生活支援施策を展開しています。

高齢者施策推進部

高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせる社会を目指し、高齢者福祉施策を推進します。高齢者保健福祉計画の策定、介護保険制度に関する区市町村への指導・支援、介護保険審査会の運営、居宅サービス事業者などの指定・運営指導、介護人材の確保・育成、在宅福祉サービスの推進、認知症高齢者への支援、高齢者施設事業者の運営指導、介護老人福祉施設等の整備費補助、都立高齢者施設の再編、地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターの運営支援など、高齢者の多様なニーズに応える施策を担っています。

子供・子育て支援部

子供たちの健やかな成長と、子育て家庭への支援を強化する部署です。子供・家庭・女性に関する施策の企画調整、子供家庭支援センターの運営、児童相談所における児童福祉法に基づく相談対応や緊急保護、女性福祉施策、ひとり親家庭への支援、母子保健事業、児童手当の支給、社会的養護、里親制度の推進、保育施策全般、生活指導を必要とする児童への入所支援や自立援助など、子供と家庭を取り巻く様々な課題に対応しています。

障害者施策推進部

障害のある方が社会に参加し、自分らしく生活できるよう支援する部署です。東京都障害者・障害児施策推進計画の作成、社会参加促進、障害者虐待防止法や障害者差別解消法の施行関連業務、在宅福祉サービスの推進、就労支援、居住支援、障害者施設事業者の運営指導、都立障害者施設の運営、重症心身障害児（者）施策の企画・立案、精神障害者の保健医療や医療支援、発達障害・高次脳機能障害等への支援体制整備、補装具や自立支援医療（更生医療）、愛の手帳（18歳以上）に関する判定業務、区市町村への専門的支援、高次脳機能障害支援拠点事業、身体障害者手帳及び愛の手帳の発行、障害者やその家族向けの集会室利用公開、ピアカウンセリング、点訳サービス、精神教育研修、精神保健福祉に関する相談・指導など、幅広い障害者支援施策に取り組んでいます。

関係団体

東京都福祉局は、政策連携団体として以下の公益財団法人と連携し、様々な福祉サービスを提供しています。

公益財団法人東京都社会福祉事業団
公益財団法人東京都福祉保健財団

外部リンク

東京都福祉局に関する詳細情報は、公式サイトおよび公式X（旧Twitter）アカウントで確認できます。

東京都福祉局 公式サイト
東京都 高齢者・福祉 公式Xアカウント

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