東京都立八王子小児病院

東京都立八王子小児病院は、東京都八王子市に所在した都立の小児専門病院です。地域周産期母子医療センターとして、地域の周産期医療を支える重要な役割を担っていました。

特徴として、産科機能は持たず、新生児を救急車で迎えに行くというスタイルで、新生児医療に特化した対応を行っていました。院内には、八王子市立第七小学校と八王子市立第七中学校の分教室が設置されており、長期入院を必要とする子供たちの教育環境も整備されていました。

沿革

1954年10月 - 東京都立八王子乳児院として開院。
1973年4月 - 東京都立小児保健院に改称。
1981年4月 - 東京都立八王子小児病院に改称し、会計が一般会計から病院会計へと移行。
2010年3月1日 - 東京都立清瀬小児病院、東京都立梅ヶ丘病院と共に、東京都立小児総合医療センターに統合。
2010年3月7日 - 八王子から府中市の新病院へ機能移転。

診療科

小児内科
新生児科
小児外科
心臓血管外科
麻酔科

医療機関の指定等

東京都立八王子小児病院は、以下の医療機関としての指定を受けていました。

保険医療機関
指定自立支援医療機関（更生医療・育成医療・精神通院医療）
身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
生活保護法指定医療機関
結核指定医療機関
指定養育医療機関（未熟児医療）
地域周産期母子医療センター

交通アクセス

最寄りの駅は、JR中央本線西八王子駅で、南口から徒歩約10分の場所に位置していました。

跡地

病院の機能移転後、跡地には2011年4月、八王子市小児・障害メディカルセンターが開院し、地域医療の継続性を担っています。

参考文献

『事業概要 平成20年版』東京都立八王子小児病院、2008年。

外部リンク

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