東京DOGS
『東京DOGS』(とうきょうドッグス)は、
2009年10月から12月にかけてフジテレビの「月9」枠で放送された
刑事ドラマです。本作は
小栗旬が主演を務め、全10話が展開されました。
刑事ドラマとしては、
1988年の『
君の瞳をタイホする!』以来、22年ぶりの作品となります。これまでのドラマでは見ることのできなかったオリジナルストーリーが特徴で、脚本は
福田雄一が手掛けています。
概要
本作は、
ニューヨーク市警のエリート
刑事・高倉奏と、元暴走族で情熱的な
刑事・工藤マルオがコンビを組み様々な事件に立ち向かう姿を描いています。タイトルに含まれる「DOG」は、警察犬の意味を持つ一方で、スラングでは「ダメな奴」という意味にも取れるダブル・ミーニングとなっています。
小栗旬にとっては
2008年の『貧乏男子 ボンビーメン』以来の連続ドラマ主演であり、フジテレビ系では約2年ぶりの登場。
水嶋ヒロも本作で月9枠初出演となります。また、ヒロインを演じる
吉高由里子にとっては、2度目の月9作品となります。
あらすじ
高倉奏は、幼少期に父を目の前で殺されたという過去を抱える26歳の
刑事です。彼は、国際麻薬シンジケートを追い詰めるために日本から派遣された工藤マルオを率いて捜査に従事していましたが、作戦は失敗に終わります。その責任を背負った奏は日本に帰国し、マルオが所属する
警視庁特殊捜査課に転属となります。そこで2人はパートナーとなり、記憶喪失の女性・松永由岐を警護する任務に挑むことになります。
主なキャスト
- - 高倉奏 (演:小栗旬): 主人公であり、冷静沈着な性格を持つ刑事。国際麻薬シンジケートのボス神野を追うためにニューヨークに渡ったが、失敗し日本に戻る。
- - 工藤マルオ (演:水嶋ヒロ): 元暴走族の熱血刑事。型破りな捜査方法を持ち、初めは奏と衝突するが、次第に彼との絆を深めていく。
- - 松永由岐 (演:吉高由里子): 謎の女性で、記憶を失っており、彼女を巡る事件が展開される。
スタッフ
本作の脚本は
福田雄一が手掛け、彼の独自の視点やキャラクター描写が話題を呼びました。音楽は
EXILEが担当し、主題歌も彼らの「ふたつの唇」となっています。
放送データ
このドラマは視聴率も好調で、
2008年4月期以来の平均視聴率15%越えを記録しました。また、アメリカでも放送されることとなり、海外の視聴者も魅了しました。
その他
『東京DOGS』は、その物語の深さやキャラクターの魅力が高く評価されており、一定のファン層を獲得しました。また、スピンオフとして「Mission in 東京DOGS」が配信され、さらなる展開が期待されます。さらにオリジナルのサウンドトラックや関連書籍もリリースされるなど、多角的に展開されました。ドラマの初出演者も多く、視聴者に新鮮な印象を与えた作品です。