東北学院大学硬式
野球部は、
仙台六大学野球連盟に属する大学チームで、
東北学院大学の学生によって構成されています。チームは
1893年に創設され、174年以上の歴史を持つ伝統ある
野球部です。
この
野球部は
1893年に
押川春浪によって設立され、以後、東北地方における大学
野球の発展に重要な役割を果たしてきました。
1947年には全国実業専門学校
野球大会で優勝し、その名声を広めました。また、
1953年には
全日本大学野球選手権大会で初の本塁打を記録したことでも知られています。この大会には
1952年から1982年までの長い期間、通算19回出場し続けるなど、古豪としての地位を確立しました。
1969年に発足した仙台六大学
野球リーグでは、
1979年まで13回のリーグ優勝を誇り、当時は
東北工業大学や
仙台大学を圧倒する強さを持っていました。しかし、同年以降福祉大学が台頭し、リーグ戦の競争が激化。今年の試合では、1982年の
全日本大学野球選手権大会でも存在感を示しましたが、その後、福祉大学が何度も優勝する時代が続きました。
近年では、
2006年にエース
岸孝之の活躍により、約18年ぶりに春季リーグで優勝を果たしました。この優勝により、
全日本大学野球選手権大会への出場権を得るなど復調の兆しを見せています。そして、
2012年の秋季リーグでは18回目の優勝を成し遂げるなど、強化が進んでいます。
同部は「スポーツを教育の一環」と捉え、特別強化プロジェクトを設立。ここでは硬式
野球と女子バスケットボールに焦点を当て、全国大会で勝競えるチーム作りを進めています。このプロジェクトは、結果を求めることを重要視しており、選手の育成とともに競技力向上を目指しています。
東北学院大学硬式
野球部の練習は、
仙台市泉区にある泉キャンパスで行われています。このキャンパスは、選手たちが充実した環境で練習を行うためのインフラが整っています。
2023年現在、
東北学院大学硬式
野球部はリーグ優勝を18回、全日本大学
野球選手権に20回出場、
明治神宮野球大会にも1回出場しています。
この
野球部からは多くの有名選手が輩出されています。例えば、元広島の仁部智、元巨人や西武の
星孝典、元西武の
岸孝之、元ソフトバンクの
伊藤祐介などがいる他、本田圭佑や
鈴木遼太郎といった選手も出身者です。
これらの実績を背景に、
東北学院大学硬式
野球部は今後もさらなる発展と成功を目指しています。
