東大谷高等学校

東大谷高等学校について

東大谷高等学校（ひがしおおたにこうとうがっこう）は、大阪府堺市南区に位置する私立の高等学校です。この学校は、学校法人大谷学園によって運営されており、真宗大谷派の理念を基盤にした教育方針を持ちます。親鸞の教えに基づき、感謝と報恩の心を重んじ、知識、徳育、身体の調和を図りながら、バランスの取れた人格の育成を目指しています。

校舎と制服の歴史

2013年、東大谷高等学校は、新たな泉ヶ丘キャンパスに移転し、男女共学化しました。旧校舎の阿倍野キャンパスと並行して使用していましたが、2015年からは泉ヶ丘キャンパスのみに移行しました。この新しいキャンパスは、2014年に第34回大阪都市景観建築賞の奨励賞を受賞し、現代的で魅力的な学びの環境が整っています。

また、同校の制服は1937年に制定されたセーラー服から、2013年に移転と共学化を機に新しいデザインに変更されました。青を基にしたブレザーにストライプ柄が特徴で、制服候補のファッションショーを開催し、生徒たちの投票によって選ばれたものです。さらに、東大谷の頭文字「h」をシンボルにしたロゴマークも新たに作成され、「上昇」「無限」「加速」「成長」を象徴しています。

アクセス

泉ヶ丘キャンパスまでのアクセスは、泉北高速鉄道の泉ケ丘駅から徒歩約13分です。さらに、学校はスクールバスを運行しており、自転車通学も可能です。

歴史的背景

東大谷高等学校の歴史は1909年に遡ります。この年、真宗大谷派の僧侶である左藤了秀によって、立ち上げられた大谷裁縫女学校が起源です。1911年には大谷女学校に改称され、その後多くの改革を経て、1948年には新制高等学校に改編され、現在の名前である東大谷高等学校となりました。1976年に中学校が廃校となり、高等学校のみの教育機関となっています。

2013年以降には堺市南区三原台の新しいキャンパスに移転し、男女共学化や新たな教育プログラムの導入が行われています。学科構成としては、普通科の特進・国際・進学コースが用意されていて、国際コースには第2外国語も学べるカリキュラムがあります。

著名な出身者

東大谷高等学校は多くの著名な卒業生を輩出しています。中には女優・エッセイストの高森和子や、元宝塚歌劇団星組トップスターの紅ゆずる、声優の比奈本しおんなどがいます。

結論

このように、東大谷高等学校は長い歴史と伝統を持ちながらも、現代的で革新性のある教育を提供しています。生徒たちに対する教育方針は、宗教的情操教育を重んじるものであり、社会で必要とされる豊かな人間性を育むことを目指しています。

もう一度検索