東奥学園高等学校

東奥学園高等学校の概要

東奥学園高等学校（とうおうがくえんこうとうがっこう）は、青森市勝田二丁目に位置する私立の高等学校です。この学校は、隣接する東奥幼稚園や道路を挟んで向かいにある東奥保育・福祉専門学院と共に、地域の教育を支えています。

学校の特色

この学校は、普通科、福祉科、調理科、情報科学科、看護科など複数の学科を有しており、その中には通信制コースも含まれています。初めは女子高として運営されていましたが、1994年には男女共学に転換し、男女問わず在籍することが可能になりました。共学化以降は、特有の自主性を重んじる校風が男子生徒にも人気を集め、少しずつ男女比が改善されています。2005年5月時点では、男子299人に対し女子428人が在籍し、当初の格差はかなり縮小しました。生徒の進路先としては、就職や専門学校への進学が一般的です。

新校舎とその特徴

新しい校舎は青森県内の高等学校の中でも珍しく、地上6階建てという大規模な建物です。コンクリートの壁には、ポイントとして明るい橙色のリズミカラーガラスブロックが用いられており、視覚的にも印象的なデザインとなっています。新校舎は、以前東奥幼稚園があった敷地を大幅に取り入れた結果、映える構造となっています。

部活動の実績

この学校の卓球部は、特に県内で強豪校として知られており、2006年には第33回全国高等学校選抜卓球大会の男子学校対抗で3位を獲得した実績もあります。さらに、青森市内、今別、むつ、弘前、五所川原などのエリアに生徒を送迎するスクールバスの運行も行っています。

制服の歴史

東奥女子高等学校時代の制服は、夏には白いセーラー服、冬には紺色のブレザーが採用されていました。その頃の略称は「東女（トンジョ）」でしたが、現在は新たなデザインの制服が導入され、より多様な選択肢が提供されています。2009年には男女共に制服がリニューアルされ、より現代的なスタイルに仕上げられました。

学校の歴史

学校の歴史は1931年にまで遡り、当初は「東奥家政女学校」として設立されました。1948年の学制改革に伴い「東奥女子高等学校」に昇格し、1994年には男女共学化によって「東奥学園高等学校」という新たな名称に変更されました。また、1999年には単位二期制を導入するも、わずか2年後には廃止されています。新校舎の完成は2001年で、時代を先取りした教育環境を整えました。

寮と部活動

この学校には、男子用の「協和寮」、女子用の「明和寮」が設けられており、寮生活を通じて様々な学びや交流が行われています。部活動も盛んで、運動部には野球、空手、バドミントンなどがあり、文化部には文芸、華道、演劇などが設置されています。

まとめ

東奥学園高等学校は、地域に密着した教育機関として多様な学びを提供し、生徒の自主性を育む校風が特色です。青森県内の教育の一翼を担いながら、今後もさらなる発展が期待されます。

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