東山北駅

東山北駅について

東山北駅（ひがしやまきたえき）は、神奈川県足柄上郡山北町向原に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）御殿場線の駅です。駅番号はCB05です。戦後の1956年12月に設立され、開業当初から今日まで地域住民に愛されてきたこの駅は、山北町の南東にある向原地区に位置しています。

駅の歴史

この駅は、地域住民の要望により、新たに建設されることとなりました。開業日は1956年12月25日で、同日に隣接する相模金子駅も開設されました。以降、1970年に神奈川県立山北高等学校が近くに移転して以降は、多くの学生が通学のために利用しています。また、山北駅に比べて日々の乗車人員が約200人多いことが特徴です。

駅の電化は1968年に行われ、その後、1987年に国鉄の民営化によってJR東海の管理となりました。2019年には、ICカード「TOICA」が導入され、交通の便も向上しています。開業を記念した石碑も駅のホーム上に建てられています。

駅の構造

東山北駅は、地上に位置する単式ホーム1面1線のみを備えています。ホームの長さは約160メートルで、下り列車はホームの沼津寄り、上り列車は国府津寄りにそれぞれ停車します。この駅は無人駅で、公式には管理駅が松田駅です。駅舎は設けられておらず、利用者は自分の判断でホームにアクセスします。

利用状況

2020年度の「神奈川県県勢要覧」によれば、東山北駅の1日あたりの平均乗車人数は666人となっており、これは過去の統計とも相まって、一定の利用客を確保していることが伺えます。1997年度以降の数値は、年々の変動が少なく、地域の交通手段として根付いていることが分かります。

駅周辺の施設

東山北駅の近くには、神奈川県立山北高等学校があり、多くの学生がこの駅を利用する要因となっています。また、生活の利便を考慮したクリエイトエス・ディー山北店や小田原百貨店山北店、コメリ足柄山北店、さらには国道246号や東名高速道路山北バスストップも近くにあり、地域交通が発展しています。

バス路線

2018年には駅前ロータリーが整備され、2021年からは山北町循環バスが乗り入れるようになりました。これにより、多様な交通手段が利用可能になり、地域内外でのアクセスが向上しています。バス路線には、東部および南部循環があります。

隣接駅

東海旅客鉄道（JR東海）の御殿場線上において、東山北駅の隣には松田駅（CB04）と山北駅（CB06）があります。これにより、移動が便利で、地域の交通が円滑に運営されています。地域住民の生活を支える重要な駅として、今なお成長を続けています。

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このように、東山北駅は地域に根ざした無人駅であり、周辺の学校や商業施設との連携を持ちながら、その役割を果たしていると言えるでしょう。

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