東山村 (福島県)

福島県に存在した東山村（現会津若松市東山町）の詳細

東山村は、かつて福島県北会津郡に位置していた村です。現在は会津若松市の一部となっており、主に東山町という地域名で知られています。特に東山温泉は、会津若松市を代表する温泉地として有名です。

東山村の歴史

東山村は、明治時代の町村合併を経て成立しました。

1875年（明治8年）8月12日：慶山村、天寧村、院内村が合併し石山村に、川渓村、大巣子村、一ノ渡村、二幣地村、酸漿村が合併し湯川村となりました。
1877年（明治10年）1月20日：石山村に千石町分が合併。
1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、石山村、湯本村、湯川村が合併し、東山村が誕生しました。
1955年（昭和30年）1月1日：若松市（当時の名称）に編入され、東山村は廃止。旧東山村の地域は会津若松市東山町となりました。

現在の東山町

現在の会津若松市東山町は、市街地の東部に位置し、住宅地と豊かな自然が調和した地域です。福島県道325号湯川大町線や福島県道374号東山温泉線が地区内を通り、交通の便も比較的良好です。地区を流れる湯川には東山ダムが建設され、周辺はダム湖となっています。

東山温泉

湯川沿いには、会津若松市を代表する温泉地である東山温泉が広がっています。芦ノ牧温泉と並び、多くの観光客が訪れる人気の温泉地です。

自然

東山町は、背炙山、羽黒山、前山、桜山といった山々に囲まれ、豊かな自然に恵まれています。湯川が地区を流れ、東山ダムや東山ダム湖が景観を形成しています。

史跡・神社・寺院

東山町には、会津藩主松平家の墓所、熊野神社、羽黒山神社、大山祈神社、天寧寺、近藤勇の墓、正法寺など、多くの歴史的・文化的な名所が存在します。これらの史跡や寺社は、地域の歴史を物語る貴重な遺産となっています。

主要地区の現況

石山

東山町の北部に位置し、福島県道325号湯川大町線、福島県道374号東山温泉線が通っています。山地が広がり、松平家墓地や天寧寺などの史跡があります。湯川が地区内を流れ、天寧や院内などの集落、住宅地が点在しています。

湯本

東山町の中央部に位置し、福島県道325号湯川大町線が通っています。山地が大部分を占めますが、湯川沿いには東山温泉の旅館が立ち並びます。東山ダムが地区の南端に位置しています。

湯川

東山町の南部に位置し、福島県道325号湯川大町線が通っています。山地が広がっており、地区の西部には東山ダム湖が広がっています。



東山町は、温泉、自然、歴史が調和した魅力的な地域です。会津若松市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

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