東広島市消防局

東広島市消防局について

東広島市消防局は、広島県東広島市に位置する消防部局であり、管轄区域には竹原市や豊田郡大崎上島町も含まれています。地域の人口は約22万人ほどで、消防局の設立は2005年の市町村合併にさかのぼります。これにより賀茂広域消防本部から独立し、新たに東広島市消防局として業務を開始しました。さらに、2009年には竹原市と大崎上島町の消防業務も引き受けることになりました。

職員数と組織構成

東広島市消防局は職員定数301名ながら、実際の人員は291名です。これらの職員は地域の安全を守るために多岐にわたる業務を遂行しています。消防局は、火災や災害時の迅速な対応だけでなく、地域住民への防火教室や救急救命の講習など、予防活動にも力を入れています。

沿革

東広島市消防局の沿革としては、2005年2月7日に市町村合併が行われ、賀茂広域消防本部からの移行がスタートしました。続いて、2009年には竹原市と大崎上島町の消防業務を引き受け、新たに広域的な対応を可能にしました。

2011年には新庁舎が完成し、業務実施の拠点が西条町助実に移転しました。この庁舎は現代的な設備を備え、安全対策を強化するために設計されています。また、2016年には山陽自動車道で火災事故が発生し、消防局の対応能力が試されました。

2020年には県内初の大型化学水槽車が配備され、さらなる災害応対力の向上が図られました。このような新しい資機材の導入は、常に変化する災害のニーズに対応するために非常に重要です。2021年には特別救助隊の名称が変わり、高度救助隊としての活動を開始しました。さらに、HEART（Higashihiroshima Emergency Advanced Rescue Team）も新たに発隊され、救助活動はより一層充実しました。

2023年4月には高屋分署の新庁舎での運用が開始され、新たな救急業務システムも導入されています。このように、東広島市消防局は常に進化を続けています。

主力機械と装備

2024年4月1日現在、東広島市消防局は以下の主力機械を有しています。

• - 普通消防ポンプ自動車：9台
• - 水槽付消防ポンプ自動車：11台
• - 小型動力ポンプ付積載自動車：1台
• - はしご付消防自動車：2台
• - 高規格救急自動車：21台

これらの装備は地域の特性を考慮し、それぞれの署に適切に配置されています。特に高規格救急自動車は、通常の救急業務に加え、特殊な状況に対応可能なように設計されています。消防車両や救急車両の種類も多岐にわたり、各署での効率的な活動を支えています。

持続する地域貢献

東広島市消防局は、その活動を通じて地域住民に対する安全の確保を最優先としています。多様な救急医療体制や迅速な火災対応の体制を整えることで、より安心した市民生活を実現することを目指しています。今後も地域のニーズに応じた改革と進化を続けることでしょう。

もう一度検索