東広島市立寺西小学校

東広島市立寺西小学校

東広島市立寺西小学校は、広島県東広島市西条町寺家に位置する市立の小学校です。この学校は、特に地域との結び付きを大切にしながら、創造性豊かな教育を進めています。学校の北側には国道486号が走り、それに伴い多くの商業施設が並んでいます。一方、南側は広がる田園地帯が印象的で、学生アパートなども点在しております。

沿革

寺西小学校の歴史は1873年に始まります。当初は博愛館と寺家小学成趣館という2つの施設として創立されました。1879年には寺家小学成趣館が寺家西小学校に改称され、続く1880年には博愛館も西条東小学校へと改名されました。1885年にはそれぞれの小学校が異なる教育機関として機能するようになりました。

1907年には現在の校舎が建設され、二つの学校が合併して寺西尋常小学校という名称に変更されました。その後、1947年には寺西小学校と名付けられ、1959年には西条町立寺西小学校に改称されました。町合併に伴い1974年に東広島市立寺西小学校となり、以後も着実に発展を続けてきました。

近年においては、学校の施設が多数改築され、2005年には新プールが完成し、また2010年には北校舎が建設されました。さらに、クラブ活動や地域との交流も盛んで、教育環境の向上に寄与しています。

学校行事とクラブ活動

寺西小学校では、さまざまな行事やクラブ活動が行われています。特に注目すべきは、寺西金管バンドです。このバンドは1973年に設立され、数々の全国大会での受賞歴を有しています。2017年の全国大会では金賞を獲得し、これは初出場での快挙でした。近年も優秀賞や銀賞を受賞するなど、その活躍は目覚ましいものです。

また、寺西合唱部も非常に活発で、2007年には全国コンクールで優良賞を受賞し、その実力が認められています。これらのクラブ活動を通じて、生徒たちは仲間と共に成長し、協調性や表現力が育まれています。

通学区域と進学先

寺西小学校の通学区域は、東広島市内の西条町寺家の一部、西条町西条東の一部、寺家産業団地の一部に及びます。卒業後の進学先としては、東広島市立中央中学校が指定されています。

このように、東広島市立寺西小学校は地域に根を下ろしながら、長い歴史を持つ教育機関として、多様な教育活動と地域とのつながりを大切にしています。

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