東日本大震災復興宝くじ

東日本大震災復興宝くじは、2011年7月30日から8月9日までの11日間、東日本大震災で被災した11の自治体が発売元となり、全国で販売された宝くじです。この宝くじの収益金は、全額が被災地の復興対策事業に充てられました。また、東京都が発売した「東日本大震災復興東京都宝くじ」や、支援を目的とした協賛くじ「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」も販売されました。

過去にも、震災復興を目的とした宝くじは販売されており、1995年の阪神・淡路大震災や2004年の新潟県中越地震の際にも復興くじが発売されました。東日本大震災復興宝くじは、これらの復興くじに続く3例目となります。

この宝くじは全国で販売されましたが、特定の自治体を対象としたものではないため、正式名称は『第XXX回全国自治宝くじ』とはなっていません。また、発売元が東北・関東地方を中心とした自治体ではあるものの、特定のブロックを対象としたものでもないため、『第XXXX回関東・中部・東北自治宝くじ』ともなっていません。そのため、表題の通り『東日本大震災復興宝くじ』が正しい表記となります。

発売元

9都道府県：青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、長野県
2政令指定都市：仙台市、千葉市

宝くじ情報

発売価格：1枚200円（非課税）
発売地域：日本全国
発売総額：300億円
発売期間：2011年7月30日 - 2011年8月9日
抽選日：2011年8月11日
抽選会場：仙台市青年文化センター コンサートホール（宮城県仙台市青葉区旭ケ丘3-27-5）
当選金支払い期間：2011年8月16日 - 2012年8月15日

主な当選金

1等：30,000,000円
1等の前後賞：各10,000,000円

(注: 当選金は非課税。末等の当せん金は下1桁ではなく、2桁だった。)

売上と収益

売上：98億円
当選金：41億円
経費：16億円
収益：41億円

この宝くじの広告には、発売元の1自治体である福島県出身で、当時宝くじのイメージキャラクターを務めていた西田敏行さんが出演しました。新聞広告やテレビCMなどで、その姿を見ることができました。

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