東海大学付属札幌高等学校

東海大学付属札幌高等学校の概要

東海大学付属札幌高等学校（とうかいだいがくふぞくさっぽろこうとうがっこう）は、北海道札幌市南区にある私立の高等学校です。略称は「東海大札幌」や「東海札幌」として知られ、多くの人に親しまれています。この学校の特徴として、校舎が小高い山に立地しており、豊平川方面からの登校には階段を利用します。冬の期間にはこの階段にロードヒーティングが設置されているため、安全に登り降りできる環境が整っていますが、大雪の影響で歩きづらくなることもあります。周辺の環境は林や斜面に囲まれており、自然豊かな場所に位置していますが、降雨や落葉により一時的に路面が汚れることもあり、地域住民や生徒による清掃活動が行われています。

学校の中にはテニスコートが準備されており、さらに生徒専用の自転車駐輪場も完備されています。駐輪場の利用は盛況で、大半の生徒がここを利用しています。また、広さにおいて自校の体育館は著名で、東海大学の札幌キャンパスに隣接し、渡り廊下でリンクしています。交通アクセスとしては、じょうてつバスの「東海大学前」バス停が近く、真駒内駅へのアクセスも完備されています。

沿革

この学校の歴史は1964年に始まり、当初の名称は東海大学第四高等学校でした。その後1986年には中等部が開校し、2004年に現在の校名に変更されました。2016年には校名を「東海大学付属札幌高等学校」に改め、それに伴い移転も行われました。このような歴史を経て、学校は地元に根付く存在となっています。

部活動

部活動は非常に活発で、特にバレーボール部は全国レベルでの強豪として知られ、春高や総体、国体などでの全国優勝をしています。バスケットボール部もインターハイや国体で常連の常勝軍団であり、野球部は全国大会への出場経験が豊富です。吹奏楽部も全日本吹奏楽コンクールに39回出場し、24回の金賞受賞という実績を持っています。これらの活動を通じて、生徒たちはスポーツや音楽の技術を磨きながら、仲間との融和を深めています。

交通アクセス

学校へは、周辺地域からのスクールバスが運行されており、真駒内、西28丁目、宮の沢、平岡、福住、札幌駅の各地からアクセス可能です。これにより、通学の便が非常に良好で、多くの生徒が利用しています。

著名な出身者

スポーツ界では多くの著名な出身者を輩出しており、スキーや野球、バスケットボール、バレーボール、柔道、剣道などさまざまな分野で活躍する人たちがいます。

不祥事

一方で、学校にはいくつかの不祥事も存在します。2005年には野球部での暴力事件が発生し、秋季大会への出場を辞退しました。以後も、部内暴力が問題視されることがあり、特に2019年と2022年には深刻な事案が報告されています。このような問題に対して、学校側は厳正な対策を講じつつ、生徒への指導を強化しています。

このように、東海大学付属札幌高等学校は部活動の盛んな環境と豊かな自然の中で、学びと成長を重ねる生徒たちによって支えられています。しかし不祥事も相次いでいるため、学校はその改善に向けた取り組みが求められています。

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