東海大学山形高等学校

東海大学山形高等学校について

東海大学山形高等学校は、山形県山形市成沢西三丁目に位置する私立の高等学校です。この学校は、正式な付属校ではありませんが、東海大学と提携しており、提携校の教育方針に従った教育が施されています。学校法人東海大学と関係の深い東海山形学園が設置するこの学校では、東海大学系列のさまざまな大学や短期大学への推薦入学制度が用意されています。

歴史の歩み

この学校の起源は、1956年に創立された一橋商業高等学校にさかのぼります。1978年、学校法人東海大学との提携により東海山形高等学校としてスタートしました。その後1982年に東海大学山形高等学校に改称されました。当初は普通科と商業科がありましたが、1987年に商業科が廃止され、現在の普通科のみとなりました。

普通科は「特進コース」「総合進学コース」「総合学習コース」と分かれており、それぞれの学生の進路に応じた教育が行われています。

部活動の特徴

部活動も非常に活発で、多様な選択肢が用意されています。

野球部

1982年に硬式野球部が創部して以来、ここで活躍する野球部は夏の甲子園にも出場してきました。1995年以降は一時的に低迷したものの、2004年には春夏通じて初めてベスト8に進出しました。

陸上競技部

1982年にスタートした男子陸上競技部は、中長距離と駅伝に特化し、1991年には県高校駅伝で初優勝を果たしました。その後も全国大会に出場し続けています。

ディベート部

2000年からスタートしたディベート部は、東海大学提携校の中で少なくとも数校と競い合う場を提供し、豊かな議論の場を育んでいます。

サッカー部

2014年には、全国高校サッカー選手権大会山形県大会で初優勝を果たし、全国大会にも進出しました。

吹奏楽部

吹奏楽部も非常に活発で、全日本吹奏楽コンクール東北大会に多くの回数出場し、金賞を受賞するなどの実績を残しています。

学校の特色

付属推薦入学制度

東海大学への付属推薦入学制度により、生徒は学業成績だけでなく、学校生活の質や活動内容が評価され、多様な選択肢から進路を選ぶことができます。

海外研修

特色ある海外研修プログラムも設けられており、アメリカやヨーロッパでの英語研修や体験航海への参加が可能です。

校風と教育理念

東海大学山形高等学校は、「調和のとれた文明社会を建設する」という理想を掲げており、生徒には強い使命感を持った人間に成長することが求められています。創立者松前重義の教えを受け継ぎ、未来の指導者となる人材を目指しています。

校旗と校章

校旗には、愛と正義を象徴する十字が描かれており、校章は広い視野を持つことを表しています。校名の「東海」は、太平洋を意味し、広大な心を育む願いが込められています。

交通アクセス

学校へは、JRの蔵王駅から徒歩15分、あるいは山交バスで「東海大山形高」バス停からアクセス可能です。学びや活動の充実した環境が整っています。

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