東福寺 (船橋市)

東福寺（とうふくじ）

東福寺は、千葉県船橋市飯山満に所在する真言宗豊山派の寺院です。静かな住宅街の中に佇み、地域の人々の心の拠り所となっています。

歴史

社伝によると、東福寺は江戸時代に開山されたと伝えられています。この地で代々名主を務めていた近藤五兵衛が、旗本の木内氏の命を受けて寺の管理を任されたことが始まりとされています。近藤家は代々薬を作っていたことから、薬師如来像を本尊として安置するようになったと伝えられています。

境内

境内には、子安塔、六地蔵、天満宮など、さまざまな石碑が点在しています。これらの石碑は、東福寺の歴史と地域の人々の信仰を今に伝える貴重な文化財です。

子安塔：子授けや安産を祈願する人々から信仰を集めています。
六地蔵：六道（地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道）を救うとされる六地蔵が祀られています。
天満宮：学問の神様である菅原道真公を祀っています。

地域との関わり

東福寺は、地域の歴史や文化を語る上で欠かせない存在です。明治6年（1873年）には、飯山満尋常小学校の開校時に、本殿が仮校舎として使用されたという記録も残っています。これは、当時、地域社会における寺院の重要性を示すエピソードと言えるでしょう。

アクセス

東福寺へのアクセスは以下の通りです。

東葉高速鉄道：飯山満駅から徒歩約6分
* 新京成線：前原駅から徒歩約20分

周辺情報

東福寺の周辺には、船橋市や二宮町の自然豊かな風景が広がっています。散策や観光の際には、ぜひ足を運んでみてください。

まとめ

東福寺は、歴史と文化が息づく寺院であり、地域の人々にとって大切な心のよりどころです。静かな境内で、歴史に思いを馳せ、穏やかな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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