松井江美

松井 江美（まつい えみ）の略歴と競技成績

松井江美（まつい えみ、1963年2月20日生まれ）は、日本を代表する元陸上競技選手であり、特にやり投の選手として知られています。彼女はオリンピックにおいて日本代表に3度選出され、その内2回に出場しました。現在は藤本江美（ふじもと えみ）という名義で活動しています。

競技人生のスタート

松井は高校時代の1980年5月31日に行われた8か国大会代表選考会で、当時の高校新記録を樹立し優勝を果たしました。この成功を収めた同年、日本が参加しないモスクワオリンピックの日本代表にも選ばれました。その後、母校である岡山県美作高等学校には、彼女のオリンピック代表選出を記念した碑が建立されています。また、全国高等学校総合体育大会[[陸上競技大会]]（インターハイ）では、1979年と1980年に連続優勝を達成しました。

大学時代とその後のキャリア

中京大学に進学した松井は、卒業後は同大学の職員として働き、その後大京に就職しました。競技者としての她の実績は目覚ましく、日本[[陸上競技選手権大会]]では1981年から1984年まで、さらに1986年から1988年、1990年にも優勝し、合計8回の優勝を誇ります。特に1982年のアジア競技大会では60m52cmの記録で金メダルを獲得しました。1983年には世界陸上競技選手権大会にも出場し、国際舞台での経験も積んでいます。

オリンピック出場と国際大会での活躍

松井は1984年のロサンゼルスオリンピックと1988年のソウルオリンピックにチームの一員として出場し、その間に1986年のアジア競技大会では2位、1990年には3位に入賞しました。中京大学在籍中には、指導者の室伏重信から指導を受け、1984年には陸上競技部の女子主将に就任し、同年には大学から体育会の最高成績者に贈られる「江崎杯」を受賞しています。

引退後の活動と記録

彼女は1992年に大京陸上競技部が解散した後も競技を続け、翌年からは「ラナ」に所属しました。現役引退後もマスターズ陸上競技会に参加し、2004年に満41歳で記録した45m15はW40クラスの日本記録、2013年に満50歳で記録した41m24はW50クラスの日本記録として現在でも記録として残っています。さらに、大阪高等学校で教員として若手選手を指導し、2012年には日本[[陸上競技連盟]]強化委員会の強化育成部委員（U19クラス投擲競技部門）を務めました。また、2016年度には大阪陸上競技協会から優秀指導者賞を受賞するなど、指導者としても高い評価を得ています。

まとめ

松井江美は、その華々しい競技人生だけでなく、引退後も選手たちの指導に尽力しており、日本の陸上競技界における重要な存在です。彼女の成績は多くの後進の選手たちにとって目標となっていることでしょう。

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