松井飛雄馬

松井飛雄馬について

松井飛雄馬（まつい ひゅうま）は1991年3月17日生まれの元プロ野球選手で、内野手として横浜DeNAベイスターズに所属していました。彼の登録名は「飛雄馬」で、父は過去にロッテオリオンズで外野手として活動していた松井一弥です。

経歴

プロ入り前

松井は小学校から野球を始め、江の川高校（現・石見智翠館高等学校）でのプレーを経て、2010年に社会人野球の三菱重工広島に入社しました。入社初年度から遊撃手のレギュラーとして活動し、いくつかの大会でもスタメン出場。特にプロアマ交流戦では広島東洋カープの今村猛から本塁打を放つなど、実力を示しました。高校時代には甲子園には出場せず、小林寛の2学年後輩という位置にいました。

2011年には横浜ベイスターズからドラフトで指名され、プロの世界に足を踏み入れました。

プロ入り後

2012年には登録名を「飛雄馬」とし、初めてのシーズンを迎えましたが、フェニックスリーグへの参加は禁煙のルール違反により取り止めとなりました。2013年には二軍で79試合に出場し、打率.255を記録。翌2014年には四月と十月に昇格を果たしつつも、一軍ではあまり結果を残せませんでした。

2015年、初の開幕一軍入りを果たし、シーズン初打席でプロ初安打を記録。その後、9月には初本塁打も打ち、59試合に出場しました。以降のシーズンでは、出場機会が減少しながらも、2016年は春季キャンプでMVPに選ばれるなど健闘を見せました。

しかし、シーズン終了後には6年間で一軍未出場が確定し、2020年には戦力外通告を受けました。12月26日には現役引退を発表し、新たな道を模索することになりました。

引退後の活動

2021年からはDeNAの球団職員となり、横浜DeNAベイスターズベースボールスクールのコーチとして、今度は若い選手たちに野球を教える立場に立っています。彼の選手としての経験を生かし、次世代の育成に注力しています。

選手としての特徴

松井飛雄馬は、反応速度やハンドリングに優れた守備力を持ち、打撃力でも長打を打てる能力が評価されています。名前の由来は母親が野球漫画「巨人の星」のファンであったことからであり、本人は実は「巨人の星」を読んだことがないとのことです。また、右打ちですが左利きという独特の特徴を持っています。

応援団からは時に特定の応援歌が彼にちなんで流用されることもあるなど、ファンからの支持も受けています。

まとめ

松井飛雄馬はプロ野球選手としてのキャリアを経て、今は指導者として新たな道を歩んでいます。その経験やスキルを活かし、若い選手たちを育てる姿勢が期待されています。

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