松山東道路

松山東道路の概要

松山東道路は、愛媛県の東温市と松山市を結ぶ国道11号のバイパスとして整備されました。この道路は、地域の交通混雑を緩和することを目的としており、全長は10.4キロメートルです。1982年に完成し、以前の旧道は愛媛県道334号松山川内線に改称されました。

基本情報

• - 起点: 愛媛県東温市志津川
• - 終点: 愛媛県松山市小坂4丁目
• - 総距離: 10.4 km
• - 構造規格: 第4種第1級
• - 設計速度: 60 km/h
• - 幅員: 25 m
• - 車線数: 片側2車線（全線）

歴史的背景

松山東道路の事業は1971年度に開始され、当初から様々な段階を経て、1982年に全線が開通しました。それまでの経過は以下のように進められました。

• - 1971年度 (昭和46年): 事業化が決定。
• - 1972年度: 用地の取得に着手。
• - 1973年8月: 都市計画が決定。
• - 1974年度: 工事に着手。
• - 1978年: 3月に永木橋 - 小坂交差点間が暫定2車線として開通し、12月には小坂交差点 - 久米農免道路間も同様に開通しました。
• - 1979年12月: 久米農免道路 - 来住町交差点間が暫定2車線で開通。さらに、永木橋 - 小坂交差点間は6車線に拡幅されました。
• - 1982年3月: 来住町交差点 - 重信町（現・東温市）北野田間が暫定2車線で開通。
• - 1982年12月: 重信町北野田 - 志津川交差点間が同じく暫定2車線で開通。

その後の発展として、1989年2月には小坂交差点 - 久米農免道路間が4車線化され、1993年には重信町北野田 - 重信町牛渕間も4車線化されるなど、交通量の増加に伴い段階的に拡張が図られました。1994年には重信町牛渕 - 志津川交差点間が4車線化され、全線が4車線となりました。

現在の整備状況

2004年度には国道33号との交点である小坂交差点において立体交差化工事が始まり、2007年2月には完成し、供用が開始されました。この改修により、交通の流れが更にスムーズになり、国道11号と国道33号の交差部分の効率が高まりました。

交通量

交通量についてのデータは、近年の調査によれば以下の通りです。

• - 2010年: 東温市志津川1758の地点での24時間交通量は26,674台（平日）、24,153台（休日）。
• - 2005年: 松山市水泥町570番地1の地点では34,416台（平日）、32,611台（休日）。
• - 1999年: 松山市星岡町611番地1で58,396台（平日）、50,165台（休日）という結果が出ています。

交差する主要道路

松山東道路はいくつかの重要な道路と交差しており、特に以下の道路は関連情報として知っておくべきです。

• - 国道33号
• - 愛媛県道190号久米垣生線
• - 愛媛県道40号松山東部環状線
• - 愛媛県道209号美川松山線

松山東道路は、地域の交通インフラの重要な一部として、さまざまな交通ニーズに応えており、今後もその役割を果たすことが期待されています。

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