松木彩

松木 彩：TBSを代表する気鋭のドラマ演出家

宮城県仙台市出身の松木彩氏は、TBSテレビで活躍する実力派ドラマディレクター、演出家です。1987年生まれの彼女は、宮城第一女子高等学校を経て、名門の東北大学文学部日本史専修を卒業。2011年にTBSに入社しました。

大学時代は東北大学学友会演劇部に所属し、舞台役者としてだけでなく、舞台制作にも携わっていた経験は、現在の彼女の仕事に大きく役立っていると言えるでしょう。演劇部での活動を通して培われた、チームワークや表現力、そして綿密な計画性といったスキルは、複雑なドラマ制作において不可欠な要素です。

同期入社には、TBSアナウンサーとして知られる古谷有美アナウンサーがいます。

数々のヒットドラマを支える演出家としてのキャリア

入社後は、数々の話題作で演出補としてキャリアをスタートさせました。初期には『ぴんとこな』（2013年）、『夜のせんせい』（2014年）、『おやじの背中』（2014年）など、幅広いジャンルの作品に携わり、着実に経験を積んでいます。その後も、『天皇の料理番』（2015年）、『下町ロケット』（2015年）、『重版出来!』（2016年）、『カルテット』（2017年）、『陸王』（2017年）など、人気作品の裏側で重要な役割を担ってきました。

演出家としてのキャリアを着実に積み重ねた松木氏は、2017年には『わにとかげぎす』で演出デビューを果たします。その後も、『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』（2018年）、『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』（2018年）、『下町ロケット』（2018年）、『半沢直樹II・エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜』（2020年）、『テセウスの船』（2020年）、『半沢直樹』（2020年）、『天国と地獄〜サイコな2人〜』（2021年）、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』（2021年）、そして2023年には『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜|18_40〜ふたりなら夢も恋も〜』と、数々の話題作の演出を手がけています。特に『半沢直樹II・エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜』と『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』ではチーフディレクターを務めました。

受賞歴と今後の展望

松木氏の才能は高く評価されており、その功績は数々の賞によって証明されています。2020年には『半沢直樹』で、2021年には『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』で、それぞれザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞を受賞。これらの受賞は、彼女の卓越した演出能力と、作品への情熱を如実に示しています。

さらに、松木氏は映画監督としても活躍しており、2023年には『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』の監督を務めました。

今後の松木氏の活躍から目が離せません。大学時代からの演劇経験と、TBSでの地道な努力を積み重ね、数々のヒットドラマを生み出してきた彼女の今後の作品にも期待が高まります。 ドラマ制作における高い技術と、繊細な演出センスは、視聴者に感動と興奮を与え続け、日本のテレビドラマ界を牽引していく存在となるでしょう。

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