松本キック

松本キックについて

松本キック（まつもとキック）は、日本の漫才師であり俳優として知られています。1969年3月8日に三重県上野市（現在の伊賀市）で生まれました。彼は三重県立上野高等学校を卒業後、神奈川大学法学部に進学しましたが、学業を中断し、芸人としての道を歩み始めました。血液型はO型で、身長174cm、体重は62kgです。

来歴

松本は特技である格闘技を学ぶために関東に移り住みました。しかし、ひょんなことから大川興業に入門することになります。そこで同じく漫才師のハウス加賀谷とコンビ「松本ハウス」を結成しました。松本が加賀谷のパートナーとして選ばれた理由は、彼の体格が大きく、加賀谷の健康上の問題を支えることができる数少ない人物だったからです。加賀谷は統合失調症の過去があり、時折薬の副作用で暴れることがあったため、松本はその彼を制止できる唯一の相手となっていました。

松本ハウスは漫才界で注目を集め、人気を得ることに成功しますが、加賀谷の健康問題が影響し、コンビとしての活動が休止に追い込まれます。その後松本はピン芸人として活動を続け、お笑いだけでなく俳優業にも挑戦します。客演や本公演に参加し、格闘技関連のコラムも執筆するなど、多彩な活動を展開しました。2007年には、舞台の活動に専念するため、大川興業を離れました。

2009年に加賀谷が復帰し、再びコンビとして活動を再開しました。この時、コンビ名を「JINRUI」に変更し、芸名も「シンカ」としました。しかし、2011年7月には再び「松本ハウス」という名前に戻し、同時に芸名も元の「松本キック」に復帰しました。

著書

松本は漫才師としての活動に加えて、いくつかの著作も残しています。その中には、2013年にハウス加賀谷との共著として発表された『統合失調症がやってきた』があります。また、2016年には、自身の経験を元にした『相方は、統合失調症』を出版しています。このように、彼は自身の経験や知識を活かして書籍を執筆し、多くの人々にメッセージを届けてきました。

まとめ

松本キックは、そのユニークな経歴と才能で日本のエンターテインメント界に多大な影響を与えてきました。漫才師としてだけでなく、俳優としても個性的な存在感を発揮し続けており、今後の彼の活動にも期待が寄せられています。

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