松本健児リオン

松本健児リオン：挫折から掴んだ「ミスターヴェルカ」の称号

松本健児リオン選手は、1994年生まれの日本のプロバスケットボール選手です。Bリーグの長崎ヴェルカに所属し、ポイントガード兼シューティングガードとして活躍しています。神奈川県横須賀市出身の彼は、アメリカ人の父と日本人の母を持ち、国際的なバックグラウンドを持っています。

バスケットボールとの出会いは小学4年生。姉の影響で始めたこのスポーツで、彼は将来のプロ選手としての道を歩み始めることになります。しかし、高校時代は強豪校・北陸高校に進学するも、思うように出場機会に恵まれませんでした。才能を活かす場を求め、名古屋経済大学に進学。大学では持ち前の才能が開花し、それまで出場機会のなかったインカレへの出場を果たします。4年生時にはキャプテンとしてチームを6位に導くなど、リーダーシップと実力を兼ね備えた選手として成長を遂げました。

大学卒業後、プロへの道は容易ではありませんでした。西宮ストークスで特別指定選手として登録されたものの、出場はわずか2試合。その後、バンビシャス奈良に移籍し、3シーズン活躍しますが、その後は所属チームのない期間を過ごします。

そんな中、転機が訪れます。2021年、長崎ヴェルカの伊藤拓摩GM兼HCから声がかかり、トライアウトに参加。見事合格し、長崎ヴェルカの契約選手第一号となります。この時、彼は既に大学時代からモデル活動を行っており、英語も堪能であるなど、バスケットボール以外の才能も持ち合わせていました。実は大学3年生まではプロを意識しておらず、就職活動を行い、商社への就職も考えていた時期もあったそうです。

長崎ヴェルカ加入後、松本選手はチームの中心選手として活躍します。2021-22シーズンは全試合にスタメン出場を果たし、チームのB3リーグ優勝とB2リーグ昇格に大きく貢献しました。その後もB2、B1とリーグ昇格を果たし、ケガや病気でない限りは常にコートに立ち続け、チームの屋台骨を支えています。その貢献から「ミスターヴェルカ」と呼ばれるほど、チームに欠かせない存在となっています。

彼のキャリアは、決して順風満帆ではありませんでした。高校時代の苦悩、プロ入り後の挫折、そして所属チームのない期間。それでも彼は諦めずに努力を続け、持ち前の才能と強い意志で、現在の地位を築き上げました。彼の経験は、多くの若者にとって大きな勇気を与えるものと言えるでしょう。

現在も長崎ヴェルカで活躍を続ける松本健児リオン選手。彼の今後の活躍から目が離せません。公式ウェブサイトやSNSを通じて、彼の最新情報を確認することができます。

公式ウェブサイト
松本　健児リオン (@91_kenji) - X（旧Twitter）
*松本健児リオン Kenji Leon Henderson (@kenji_leon_91) - Instagram

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