松本哲也 (シンガーソングライター)

松本哲也：音楽と故郷への愛を紡ぐシンガーソングライター

松本哲也は、1976年8月18日生まれ、岩手県奥州市出身のシンガーソングライターです。希望郷いわて文化大使、さんりく大船渡ふるさと大使としても活躍し、音楽を通して故郷への愛情を発信し続けています。

幼少期から音楽との出会い、そして上京

複雑な家庭環境に育ち、児童養護施設で過ごした幼少期。そこで出会った保父が弾くギターに触発され、音楽に興味を持ちます。中学時代には独学でギターを習得し、作曲に没頭。中学卒業後、単身上京し、飲食店で働きながらストリートやライブハウスで歌い始めました。

メジャーデビュー、そして苦難

2002年、ワーナーミュージックジャパンから「翼」でメジャーデビューを果たします。2004年には、生い立ちに迫ったドキュメンタリー番組が大きな反響を呼び、半生を綴った告白記『空白』を出版。しかし、デビューから間もなく母親が他界。その後、所属事務所、レコード会社を離れ、故郷である岩手県に戻り、福祉施設での慰問やボランティア活動に積極的に参加しながら音楽活動を継続します。

東日本大震災からの復興支援

2011年の東日本大震災発生後、すぐに被災地に入り支援活動を開始。エンターテイメント一体型炊き出しキャラバン「いわて三陸復興食堂」を立ち上げ、被災地の仮設住宅を巡り、炊き出しと音楽で人々を励ましました。この活動は、彼の音楽家としての原点である「人々に寄り添い、勇気づける」という想いを具現化したものです。

映画化、そして再メジャーデビュー

2013年、自身の半生と亡き母をモデルにした映画『しあわせカモン』が公開。主題歌「ユキヤナギ」で10年ぶりにワーナーミュージックジャパンから再メジャーデビューを果たします。2021年には初のセルフプロデュースアルバム『Glass Fangs』をリリースするなど、精力的な活動を続けています。

現在の活動と未来への展望

現在、自身の音楽活動に加え、地元岩手でラジオパーソナリティを務めるほか、他アーティストへの楽曲提供、CMソングやテーマソング制作など、幅広い分野で活躍しています。2023年にはメジャーデビュー20周年を迎え、全国ツアーを開催するなど、その勢いは衰えを知りません。

松本哲也の音楽は、彼の波乱万丈な人生経験から生まれる、力強いメッセージと温かいメロディが特徴です。故郷への愛、人々への想い、そして音楽への情熱を胸に、これからも彼は歌い続けます。

ディスコグラフィー(一部抜粋)

シングル
翼
ユキヤナギ
アルバム
START
Glass Fangs
WONDERFUL JOURNEY

著書

空白

ラジオ番組(過去の番組も含む)

松本哲也 今夜も最高!
松本哲也 NEXT STAGE
* 松本哲也 Walk On Radio

松本哲也の活動は、彼のオフィシャルサイトや各種メディアでチェックできます。彼の音楽に触れ、その生き様に触発されてみてはいかがでしょうか。

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