松本国際中学校・高等学校

松本国際中学校・高等学校

松本国際中学校・高等学校は、長野県松本市村井町南三丁目に位置する私立の教育機関です。地元の人々には「松本女専」「塚原学園」「創造」として知られており、2018年4月に現在の「松本国際高等学校」へと名称を変更しました。この学校の略称は「松国（まつこく）」や「国際」と呼ばれています。また、2021年4月からは中学校の設立も行い、新たに中高一貫教育を提供しています。

歴史と沿革

1945年に塚原善兵衛によって設立された白菊高等洋裁学校を起源として、1955年には松本女専高等学校が開校しました。設立以来、音楽科や調理科、体育科を有し、時には1500人を超える生徒を迎えるマンモス校として栄えていましたが、その後生徒数が減少し、新入生の募集停止の危機を迎えたこともありました。2004年には一度経営者が交代するも、その後も経営問題や労働争議に直面していました。

2005年には学校法人堀越学園が経営を引き継ぎ、校名を創造学園大学附属高等学校に改称しました。2011年に再度改名し、創造学園高等学校となり、その後2018年に現校名に変更されました。また、同年に学校法人名も「学校法人理知の杜」に変更されています。2021年には松本国際中学校を開校し、中高一貫教育を本格化させました。

教育方針と特徴

松本国際高校は、従来のスポーツ優先の方針から文武両道にシフトし、国際バカロレアの認定校としても知られるようになりました。同校は、IBコースを取り入れており、国公立大学への現役合格者が増えています。特に近年では、信州大学や岡山大学、上智大学などの難関大学に合格者を輩出しています。このような成果は、生徒一人ひとりの特性に応じた個別指導が功を奏しています。

また、学校では単に知識を得るだけでなく、生徒が自ら課題を見つけ出し解決に導く探究的な学びも重視しています。質の高い部活動も学校生活の重要な一部であり、全国大会出場を果たしている部が多数存在します。文化的な活動においても、充実したプログラムが提供されており、多様な才能が育まれています。

学校の施設と部活動

本校は新たな校舎に移転し、体育館や運動場などのスポーツ施設も充実しています。部活動は、野球部、サッカー部、バレーボール部、陸上競技部など、全国大会にも出場する高水準の活動が行われています。特に、野球部は甲子園出場経験もあり、サッカー部も長野県内外での成果を上げています。また、バレーボール部や陸上競技部も優秀な成績を収めており、文化系活動としては吹奏楽部や声優部などのユニークなクラブも存在しています。

中学校では学究系と体育系の二つのカリキュラムが提供されており、スポーツ系には軟式野球、サッカー、バレーボールなどの部活動が盛んです。特に軟式野球部は県大会での優勝経験があるなど、短期間で成果を上げています。

結論

松本国際中学校・高等学校は、多彩な教育プログラム、高い学問的水準、質の高い部活動により、生徒の成長を支援しています。この学校は国際的な視野を持ちつつ、文武両道の教育を実践する場として、今後も多くの生徒に選ばれていくことでしょう。

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