松本市立山辺中学校

松本市立山辺中学校について

松本市立山辺中学校（まつもとしりつ やまべちゅうがっこう）は、長野県松本市の里山辺に位置する公立中学校です。1955年に入山辺中学校と里山辺中学校が統合され、正式に開校しました。長い歴史を持つこの学校は、地域社会とのつながりを大切にし、様々な活動を通じて生徒たちの学びと成長を促しています。

教育目標と生徒会活動

この学校の教育目標は、「笑顔と潤いと求める心のあふれる学校」というものです。この目標に基づき、生徒たちは学びの楽しさや仲間との絆を深めることが奨励されています。在学する生徒の中で特に注目すべきは、生徒会活動です。近年は応援ボランティア委員会が中心となり、アルミ缶の回収活動を行い、地域への貢献にも力を入れています。

山辺ドリーム大学

もう一つの特色は、総合的な学習の時間に行われる「山辺ドリーム大学」です。2014年度で14年目を迎えたこのメニューでは、地域の方々を講師として招き、生徒や地域住民が共に学ぶ機会が設けられています。このプログラムでは、バウムクーヘン作りや地下壕調査、刻字、着付け、生け花、郷土料理、ブドウ栽培など、多彩な学科が用意され、地域の人たちと生徒との交流が促進されています。毎年9月には、総合発表会が開催され、参加者はこの学びの成果を発表します。ステージ発表や展示を通じて、生徒たちの努力や地域とのつながりを多くの人々に伝える機会となっています。

ぶどう作業と郷土愛

また、学校では2003年より全校でのぶどう作業も行われています。地域特産のブドウを育てる作業は、傘掛けや袋掛けなどの工程を通じて行われ、生徒たちは地元の文化や自然の恵みに触れることが出来ます。この取り組みは、地域に対する愛着を育むだけでなく、地域の人々との交流を深める場にもなっています。

生徒数と校内の特徴

2016年11月の時点で、生徒数は252人、職員30人という規模で運営されています。学級数は、1年生から3年生までそれぞれ3クラス、特別支援学級は2クラスが設置されており、全体的に小規模で家庭的な雰囲気が漂っています。これにより、生徒一人ひとりに目が行き届く教育がなされています。

主な行事

毎年を通じて、山辺中学校では多くの行事が計画されています。例えば、4月には3年生の修学旅行、6月にはドリーム大学の入学式、7月にはぶどう作業や自然体験学習、職場体験学習が行われます。また、9月には総合発表会やドリーム大学修了式、10月には人権講演会が設けられ、学校生活に様々な彩りを加えています。

所在地

松本市立山辺中学校は、長野県松本市里山辺3326に位置しています。この場所は地域密着型の教育を実践するためのフィールドとして非常に適した環境です。

結論

松本市立山辺中学校は、地域との連携を重視し、多様な教育活動を通じて生徒たちの成長を支援しています。地域の特産品や文化を学びながら、確かな学びを深めることができる貴重な場所と言えるでしょう。

もう一度検索