松本松南高等学校

松本松南高等学校について

松本松南高等学校（まつもとしょうなんこうとうがっこう）は、長野県松本市の埋橋に位置していた私立高等学校です。この学校は、略称として「松南」と呼ばれ、文化祭は「松南祭」という名称で知られていました。残念ながら、2010年3月31日に閉校となりました。

沿革

松本松南高等学校の歴史は1941年から始まります。当初は松本女子実業学校として設立されましたが、1948年の学制改革に伴い、松本松南高等学校に改名され、家庭科（特に被服分野）が設置されました。1982年にはコース制が導入され、さらに1987年には普通科と被服科として新たな形態を取り入れました。1995年には被服科が家庭科へと改編されるなど、時代の変化に柔軟に対応してきました。

2007年には学校法人松本松南高等学校が学校法人松商学園との合併を発表し、翌年には松商学園の管理下に置かれることになりました。しかし、2010年の閉校により、その歴史は幕を閉じました。閉校後、校地は松本秀峰中等教育学校に引き継がれました。

証明書の発行について

松本松南高等学校が閉校した後も、元生徒たちのために各種証明書（成績証明書、調査書、卒業証明書）の発行受付は松本秀峰中等教育学校が行っています。詳細に関する問い合わせは、松南高等学校の同窓会サイトで案内されています。

教育目標

松本松南高等学校は特に女性の育成に力を入れ、より豊かな家庭生活を送るための知性や教養を身につけさせることを目指していました。また、誠実で品格のある人格形成を重視し、社会に貢献できる指導者としての資質を養うことを教育の大きな柱としました。さらに、時代の要求に応じた国際的な視野を持つ個性豊かな女性の育成も目指していました。

著名な卒業生

この学校からは、柔道選手の泉香澄や徳久瞳、バレーボール選手の丸山裕子など、スポーツ界で活躍する卒業生が輩出されています。

校歌・応援歌

松本松南高等学校の校歌には、自然の美しさとともに学びの意義を謳った歌詞がありました。「光に映ゆるアルプスの雪の山脈仰ぎつつ」という表現から始まるこの校歌は、生徒たちの心に刻まれていることでしょう。

その他の情報

この学校の体操服は1995年頃にはジョギングパンツ型の短パンが採用されていた時期もあり、時代の流れに沿ったスタイルが見られました。

交通アクセス

松本松南高等学校へのアクセスは、篠ノ井線や松本電気鉄道上高地線の松本駅から徒歩20分、または松南高校前のバス（タウンスニーカーまたは並柳団地線）が利用されていました。

まとめ

松本松南高等学校は、その教育の理念や多様な歴史を持ちながらも、2010年に閉校を迎えることとなりました。様々な著名な卒業生を輩出し、地域に根づいた学校の存在は、多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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