松本海聖

松本 海聖（まつもと かいせい）

日本のプロボクサー、松本海聖は、2001年8月22日に兵庫県神戸市長田区で誕生した。VADYボクシングジムに所属し、バンタム級のリングで活躍している。

経歴

アマチュア時代

松本は幼少期にあたる小学2年生という早い段階でボクシングと出会い、そのキャリアをスタートさせた。ジュニア年代からその才能は注目を集め、全国UJ大会での優勝を飾るなど、国内トップレベルでの活躍を見せた。高校はボクシング強豪校としても知られる芦屋学園高校に進学。高校時代にはインターハイでベスト8に進出するなど、アマチュアの舞台で確かな実績を積み上げた。アマチュア時代の戦績は25戦19勝（6敗）を記録している。

プロ転向と新人王獲得

アマチュアでの輝かしい経歴を経て、松本は2022年にプロへ転向。2022年5月1日、プロデビュー戦に臨み、初回でのTKO勝利という鮮烈な白星を飾った。同年には西軍バンタム級新人王として全日本新人王決定戦に進出。東軍代表の熊谷祐哉を相手に、4回1分38秒TKO勝ちを収め、見事全日本バンタム級新人王の栄冠を手にした。この全日本新人王獲得は、所属するVADYボクシングジムにとって史上初の快挙であり、ジムの歴史にその名を刻んだ。

日本タイトル挑戦へ

新人王獲得後も勝利を重ね、さらに上を目指す松本は、日本タイトルの挑戦権獲得を懸けた舞台に立つことになる。2024年秋頃に予定されていた日本バンタム級最強挑戦者決定戦では、日本同級1位にランクされる大嶋剣心との対戦が組まれた。しかし、試合直前の同年10月1日付で大嶋が減量苦を理由に棄権を発表。このため松本は不戦勝となり、現王者である増田陸への挑戦権を獲得した。

日本タイトルマッチ

待望の日本バンタム級タイトルマッチは、第45回チャンピオンカーニバルの一戦として、2025年3月1日にボクシングの聖地である後楽園ホールで開催された。チャンピオンの増田陸に対し、挑戦者として挑んだ松本だったが、試合は6回2分16秒にレフェリーストップによるTKO負けとなり、プロキャリア初の敗北を喫するとともに、ベルト奪取はならなかった。

戦績

アマチュアボクシング: 25戦 19勝 6敗
プロボクシング: 10戦 9勝 1敗 (5KO)

獲得タイトル

* 全日本バンタム級新人王

関連情報

松本海聖のプロキャリアは、所属するVADYボクシングジムや、アマチュア時代を過ごした芦屋学園中学校・高等学校との関係も深い。彼の最新情報や戦績は、自身のInstagramアカウントやボクシング専門サイトBoxRecなどで確認することができる。

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