松永邦久

松永 邦久について

松永邦久（まつなが くにひさ）、1944年9月25日生まれは、日本のフリーアナウンサーで、埼玉県大宮市（現在のさいたま市大宮区）出身です。彼はキャスト・プラスに所属し、血液型はAB型です。実弟は元HBCアナウンサーの松永俊之であり、現在は株式会社マツプロの代表取締役を務めています。松永は、にこやかな笑顔と堅実な態度を兼ね備え、「報道のTBS」と言われる一時代を築いた重要な人物です。

略歴

松永は開成高等学校を卒業後、早稲田大学法学部へと進学しました。1968年にTBSに入社し、アナウンサーとしてのキャリアをスタートさせました。彼はアナウンサー13期生として放送の世界に飛び込むと、主にニュースや報道番組を担当しました。そのキャリアの中で、あさま山荘事件やフィリピン・ルバング島の小野田寛郎元少尉捜索などの重要な取材を手がけました。

その後、松永は報道局の政治部記者としても活動し、野党クラブのキャップや選挙報道番組のディレクターなども経験しました。1996年には総務局審査部専任部長となり、アナウンス職からは離れましたが、その後も人事労政局診療所事務長を務めるなど、多岐にわたる役職を歴任しました。2002年にはクリエイティブ・メディア・エージェンシーに出向し、2004年にはTBSを定年退職しました。その後は、同社の常務取締役（2008年まで）をはじめ、TBSアナウンススクールの事務局長や跡見学園女子大学短期大学部の講師としても活動していました。

代表的な出演番組

松永が携わった番組には以下のようなものがあります：

• - パックインミュージック 第2部（1970年4月 - 9月、TBSラジオ）
• - テイチクアワー（TBSラジオ）
• - 週間ニュース特集（1978年、TBSテレビ）
• - JNNニュース（TBSテレビ）
• - 日曜ニュースクラブ（1988年、TBSラジオ）
• - JNNおはようニュース＆スポーツ（1989年、TBSテレビ）
• - 日本人初!宇宙へ（1990年12月2日、TBSテレビ）
• - JNNニュースコール（1992年、TBSテレビ）
• - サンデー・スポーツパラダイス（1992年、TBSラジオ）
• - 水戸黄門第43部（TBSテレビ）解説放送ナレーション
• - 好好!キョンシーガール〜東京電視台戦記〜（テレビ東京）

松永邦久は、数多くの歴史的なニュース現場からの中継を経験したり、様々な報道番組でその名を知られる存在となりました。彼の貢献は、報道界において高く評価されており、後の世代のアナウンサーたちにも影響を与えています。その人柄とプロフェッショナルな姿勢は、長年にわたり多くの視聴者に愛されました。

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