松田陸 (1991年生のサッカー選手)
松田陸は、1991年7月24日、大阪府大阪市北区で生まれたプロサッカー選手です。現在はJリーグのガンバ大阪に所属し、主にディフェンダー（右サイドバック、センターバック）として活躍しています。特筆すべきは、双子の弟である松田力もプロサッカー選手（愛媛FC所属）であることです。また、モデルの七菜香さんと結婚しており、二児の父でもあります。
松田選手は、インドネシア人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期からサッカーに親しみました。小学校1年生から地元のクラブでプレーを始め、大学卒業まで弟の力選手と同じチームでサッカーを続けました。高校は島根県の立正大学淞南高校に進学し、FWからDFにコンバート。2年連続で全国高校サッカー選手権に出場し、3年時には主将を務めました。この頃から、その卓越した身体能力と攻撃センスで注目を集めるようになります。
2010年には、びわこ成蹊スポーツ大学に進学。総監督からは「大学史上もっとも優れた選手が入ってくる」、監督からは「フィジカルでは既に大学レベル」と高く評価されました。主にサイドバックとして出場機会を得て、運動量、スピード、クロス精度を磨き、弟の力の得点をアシスト。力が得点王になった際には、「誰がアシストしてると思ってんねん！」とライバル心を燃やしたというエピソードも残っています。大学4年時にはキャプテンとしてチームを牽引しました。
2013年4月、松田選手はJリーグのFC東京に特別指定選手として登録され、7月にはフレンドリーマッチで途中出場を果たしました。そのプレーだけでなく、練習態度や人柄も高く評価され、複数クラブから獲得オファーが届いたものの、FC東京への入団を決意。2014年から正式にFC東京の一員となりました。背番号には、目標とする長友佑都選手を意識して「50」を選び、左右両サイドでの練習に励みました。右サイドバックのレギュラーには徳永悠平選手がいましたが、松田選手のスピードやクロス精度は高く評価され、シーズン序盤から出場機会を確保。J1第10節の名古屋戦では、プロの舞台で初めて双子の弟・力選手との対戦が実現しました。さらに、J1第30節のG大阪戦では、ウイングバックとして出場し、プロ初得点を記録しました。
2016年、松田選手は地元大阪のセレッソ大阪へ完全移籍。この移籍は、幼少期から応援していたクラブへの念願の移籍でした。同シーズンでは、リーグ戦全試合に出場し、リーグ2位のクロス数を記録しました。2017年には背番号を「2」に変更し、強い意気込みでシーズンに臨みました。シーズン序盤は途中交代や控えに回る試合もありましたが、持ち前の「負けん気」と反骨精神でレギュラーの座を掴み、31試合に出場。右サイドの水沼宏太選手との連携は、チームの大きな武器となりました。2018年には、最終節の横浜F・マリノス戦で2得点の起点となる活躍を見せ、チームの逆転勝利に大きく貢献しました。退任が決まっていたユン・ジョンファン監督は、松田選手の成長を高く評価しました。
2019年、新監督ロティーナの下、フォワードとして起用されるなど、新たな役割にも挑戦しました。2020年には、戦術によって3バックの右に入ることもありました。ロティーナ監督の最終戦では、ミドルシュートでシーズン初ゴールを決め、チームのACL出場権獲得に貢献。2021年には、双子の弟・力選手がセレッソ大阪に加入。「夢であった兄弟でプロの世界でプレーする願いがこのチームで叶った」と喜びを語りました。また、小菊昭雄新監督の初陣となったG大阪戦では、ミドルシュートで決勝点を挙げました。
2022年時点で、セレッソ大阪で背番号「2」を着用した選手の中で、歴代最多出場選手となっています。しかし、2023年には出場機会が減少し、ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍することになりました。
2024年シーズンからは、ダニエル・ポヤトス監督の戦術が自身のプレースタイルと合致するガンバ大阪へ完全移籍。ガンバ大阪には過去に同姓同名の選手が在籍していました。
FC東京では長友佑都選手を目標としていましたが、セレッソ大阪でロティーナ監督の指導を受けたことで、守備だけでなく、ビルドアップ能力も大きく向上しました。サイドバックとして、攻撃だけでなく、後方からの繋ぎにも積極的に参加し、ゲームメイクに関わる重要性を感じ、新たなサッカーの面白さを発見しました。闘争心が強い一方で、ラフプレーをすることはなく、レッドカードや退場は一度もありません。
弟の力選手とはポジションや身長が異なりますが、性格も異なり、陸選手は「しっかり者」、力選手は「陽気」と評されています。また、松田選手は「見た目が怖い」と言われることが多く、人見知りであることも、近寄りがたいと思われる原因だと自己分析しています。しかし、FC東京では、強化部長から「練習参加に来てくれた際の彼の人間性と練習に対する姿勢が素晴らしかった」と高く評価され、チームに溶け込んでいました。遠い目標ではなく、毎試合、毎年、覚悟を持って戦うことを大切にしています。
2016年にはモデルの七菜香さんと結婚し、二人の子供をもうけています。インドネシアにルーツを持つことから、インドネシアからの応援コメントが多数寄せられており、将来的にインドネシアで選手生活を送ることに興味を示しています。お笑い芸人のワッキーさんは、松田選手のプレーを高く評価しており、日本代表に推薦したいと語っています。ガンバ大阪への移籍については、「いただいたオファーがたまたまガンバだった」と語り、古巣セレッソ大阪への感謝を述べつつ、ガンバ大阪での活躍を誓いました。
大阪セントラルFCジュニア
大阪セントラルFCジュニアユース
立正大学淞南高等学校
びわこ成蹊スポーツ大学
FC東京（特別指定選手、2014-2015）
セレッソ大阪（2016-2023）
ヴァンフォーレ甲府（期限付き移籍、2023）
ガンバ大阪（2024-）
2013年は特別指定選手
その他公式戦: J1昇格プレーオフ（2016年）、FUJI XEROX SUPER CUP（2018年）
公式戦初出場: 2014年3月19日 ナビスコ杯予選リーグ vs鹿島アントラーズ
Jリーグ初出場: 2014年4月29日 J1第10節 vs名古屋グランパス
Jリーグ初得点: 2014年10月26日 J1第30節 vsガンバ大阪
クラブ
関西大学選抜
デンソーカップチャレンジサッカー（2012年）
セレッソ大阪
Jリーグカップ（2017年）
天皇杯（2017年）
FUJI XEROX SUPER CUP（2018年）
個人
関西学生サッカーリーグ1部 優秀選手賞（2012年、2013年）
* デンソーカップチャレンジサッカー ベストイレブン（2012年）
プロ入り前
松田選手は、インドネシア人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期からサッカーに親しみました。小学校1年生から地元のクラブでプレーを始め、大学卒業まで弟の力選手と同じチームでサッカーを続けました。高校は島根県の立正大学淞南高校に進学し、FWからDFにコンバート。2年連続で全国高校サッカー選手権に出場し、3年時には主将を務めました。この頃から、その卓越した身体能力と攻撃センスで注目を集めるようになります。
2010年には、びわこ成蹊スポーツ大学に進学。総監督からは「大学史上もっとも優れた選手が入ってくる」、監督からは「フィジカルでは既に大学レベル」と高く評価されました。主にサイドバックとして出場機会を得て、運動量、スピード、クロス精度を磨き、弟の力の得点をアシスト。力が得点王になった際には、「誰がアシストしてると思ってんねん！」とライバル心を燃やしたというエピソードも残っています。大学4年時にはキャプテンとしてチームを牽引しました。
プロ入り後
2013年4月、松田選手はJリーグのFC東京に特別指定選手として登録され、7月にはフレンドリーマッチで途中出場を果たしました。そのプレーだけでなく、練習態度や人柄も高く評価され、複数クラブから獲得オファーが届いたものの、FC東京への入団を決意。2014年から正式にFC東京の一員となりました。背番号には、目標とする長友佑都選手を意識して「50」を選び、左右両サイドでの練習に励みました。右サイドバックのレギュラーには徳永悠平選手がいましたが、松田選手のスピードやクロス精度は高く評価され、シーズン序盤から出場機会を確保。J1第10節の名古屋戦では、プロの舞台で初めて双子の弟・力選手との対戦が実現しました。さらに、J1第30節のG大阪戦では、ウイングバックとして出場し、プロ初得点を記録しました。
2016年、松田選手は地元大阪のセレッソ大阪へ完全移籍。この移籍は、幼少期から応援していたクラブへの念願の移籍でした。同シーズンでは、リーグ戦全試合に出場し、リーグ2位のクロス数を記録しました。2017年には背番号を「2」に変更し、強い意気込みでシーズンに臨みました。シーズン序盤は途中交代や控えに回る試合もありましたが、持ち前の「負けん気」と反骨精神でレギュラーの座を掴み、31試合に出場。右サイドの水沼宏太選手との連携は、チームの大きな武器となりました。2018年には、最終節の横浜F・マリノス戦で2得点の起点となる活躍を見せ、チームの逆転勝利に大きく貢献しました。退任が決まっていたユン・ジョンファン監督は、松田選手の成長を高く評価しました。
2019年、新監督ロティーナの下、フォワードとして起用されるなど、新たな役割にも挑戦しました。2020年には、戦術によって3バックの右に入ることもありました。ロティーナ監督の最終戦では、ミドルシュートでシーズン初ゴールを決め、チームのACL出場権獲得に貢献。2021年には、双子の弟・力選手がセレッソ大阪に加入。「夢であった兄弟でプロの世界でプレーする願いがこのチームで叶った」と喜びを語りました。また、小菊昭雄新監督の初陣となったG大阪戦では、ミドルシュートで決勝点を挙げました。
2022年時点で、セレッソ大阪で背番号「2」を着用した選手の中で、歴代最多出場選手となっています。しかし、2023年には出場機会が減少し、ヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍することになりました。
2024年シーズンからは、ダニエル・ポヤトス監督の戦術が自身のプレースタイルと合致するガンバ大阪へ完全移籍。ガンバ大阪には過去に同姓同名の選手が在籍していました。
選手としての特徴
FC東京では長友佑都選手を目標としていましたが、セレッソ大阪でロティーナ監督の指導を受けたことで、守備だけでなく、ビルドアップ能力も大きく向上しました。サイドバックとして、攻撃だけでなく、後方からの繋ぎにも積極的に参加し、ゲームメイクに関わる重要性を感じ、新たなサッカーの面白さを発見しました。闘争心が強い一方で、ラフプレーをすることはなく、レッドカードや退場は一度もありません。
エピソード
弟の力選手とはポジションや身長が異なりますが、性格も異なり、陸選手は「しっかり者」、力選手は「陽気」と評されています。また、松田選手は「見た目が怖い」と言われることが多く、人見知りであることも、近寄りがたいと思われる原因だと自己分析しています。しかし、FC東京では、強化部長から「練習参加に来てくれた際の彼の人間性と練習に対する姿勢が素晴らしかった」と高く評価され、チームに溶け込んでいました。遠い目標ではなく、毎試合、毎年、覚悟を持って戦うことを大切にしています。
2016年にはモデルの七菜香さんと結婚し、二人の子供をもうけています。インドネシアにルーツを持つことから、インドネシアからの応援コメントが多数寄せられており、将来的にインドネシアで選手生活を送ることに興味を示しています。お笑い芸人のワッキーさんは、松田選手のプレーを高く評価しており、日本代表に推薦したいと語っています。ガンバ大阪への移籍については、「いただいたオファーがたまたまガンバだった」と語り、古巣セレッソ大阪への感謝を述べつつ、ガンバ大阪での活躍を誓いました。
所属クラブ
大阪セントラルFCジュニア
大阪セントラルFCジュニアユース
立正大学淞南高等学校
びわこ成蹊スポーツ大学
FC東京（特別指定選手、2014-2015）
セレッソ大阪（2016-2023）
ヴァンフォーレ甲府（期限付き移籍、2023）
ガンバ大阪（2024-）
個人成績
2013年は特別指定選手
その他公式戦: J1昇格プレーオフ（2016年）、FUJI XEROX SUPER CUP（2018年）
公式戦初出場: 2014年3月19日 ナビスコ杯予選リーグ vs鹿島アントラーズ
Jリーグ初出場: 2014年4月29日 J1第10節 vs名古屋グランパス
Jリーグ初得点: 2014年10月26日 J1第30節 vsガンバ大阪
タイトル
クラブ
関西大学選抜
デンソーカップチャレンジサッカー（2012年）
セレッソ大阪
Jリーグカップ（2017年）
天皇杯（2017年）
FUJI XEROX SUPER CUP（2018年）
個人
関西学生サッカーリーグ1部 優秀選手賞（2012年、2013年）
* デンソーカップチャレンジサッカー ベストイレブン（2012年）
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。