板垣宏志

板垣宏志：オリンピックに挑んだジャンプ選手

板垣宏志（1945年4月27日 - ）は、北海道出身の元ノルディック複合およびスキージャンプ選手です。小樽潮陵高等学校、明治大学商学部を卒業後、国土計画に入社しました。

オリンピックへの挑戦

板垣は、1968年のグルノーブルオリンピックから3大会連続でオリンピックに出場しました。グルノーブルオリンピックでは、複合競技に出場し、得意のジャンプで2位につけましたが、クロスカントリーでは30位となり、総合10位という結果でした。

1972年の札幌オリンピックでは、笠谷幸生、金野昭次、青地清二、藤沢隆らと共に「7人の侍」と呼ばれたジャンプメンバーの一員でした。70m級ジャンプでは、前日にメンバーが絞られ出場できませんでしたが、90m級ジャンプでは、70m級で銅メダルを獲得した青地に代わって出場しました。公式練習では板垣の方が調子が良く、青地からも「宏志、頑張れよ」と励まされましたが、結果は19位に終わりました。

1976年のインスブルックオリンピックでは、70m級で20位、90m級で33位という結果でした。

その他の実績

1974年には、スウェーデン・ファルンで開催されたノルディックスキー世界選手権90m級に出場し、33位となっています。

また、1968年の第5回ユニバーシアード冬季競技大会では、60m級ジャンプと複合の2冠を達成しました。1970年の第6回ユニバーシアード冬季競技大会では、主将を務めています。

現役引退後

現役引退後は、小樽で父親が経営する工務店に入社し、1986年より社長を務めましたが、2011年に破産しました。2002年から2010年まで、小樽スキー連盟の第10代会長を務めました。

板垣宏志は、オリンピックをはじめとする国際舞台で活躍した、日本のノルディックスキー界を代表する選手の一人です。

外部リンク

板垣宏志 - 国際スキー連盟のプロフィール （英語）
板垣宏志 - Olympedia（英語）

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