板橋バイパス

板橋バイパスは、栃木県日光市森友から板橋に至る全長4.8kmの国道121号および国道352号のバイパスです。

背景
現道は道幅が狭く、屈曲した箇所も多く、歩道も整備されていないため、交通のボトルネックとなっていました。特に観光シーズンには交通渋滞が頻発していました。また、バイパスが通過する地域は、国の特別史跡および特別天然記念物に指定されている日光杉並木が存在し、その保全が重要な課題となっていました。これらの課題を解決するために、板橋バイパスの建設が進められました。

概要
起点：栃木県日光市森友（森友交差点、国道119号交点）
終点：栃木県日光市板橋（板橋交差点）
延長：4.8km
車線数：暫定2車線（完成4車線）
車線幅員：3.25m

主な接続道路
E81 日光宇都宮道路 土沢IC

歴史
2004年3月：板橋地区南部の上板橋交差点-板橋交差点間（L=1.2km）が部分開通しました。
2010年2月10日：森友・土沢地区の森友交差点-土沢北交差点間（L=1.1km）が部分開通しました。
2011年3月6日14時：土沢IC-上板橋交差点（L=1.6km）が部分開通しました。
2013年3月10日15時：土沢北交差点-土沢IC（L=0.9km）が開通し、これにより全線供用開始となりました。
2017年3月21日15時：旧道区間の日光市明神-同市板橋間（L=1.0km）が車両通行止めとなりました。

効果
板橋バイパスの全線開通により、現道の交通混雑が緩和され、観光シーズンにおける交通渋滞の軽減に貢献しています。また、日光杉並木の保全にも寄与しています。

今後の展望
将来的には、4車線化が計画されており、更なる交通の円滑化が期待されます。

関連項目
日本のバイパス道路一覧
* 関東地方の道路一覧

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