林敏之

林敏之（はやし としゆき）

1960年2月8日生まれ。日本の元ラグビー選手。

プロフィール

出身地: 徳島県
ポジション: ロック（海外ではプロップも経験）
身長/体重: 184cm/103kg
日本代表キャップ: 38
愛称: ダイマル、壊し屋

経歴

城北高校卒業
同志社大学経済学部卒業
1981年1月15日、日本ラグビーフットボール選手権大会決勝で新日鐵釜石と対戦。10-3で敗れたものの、岡仁詩監督の下で鍛えられた実力で善戦。
ニュージーランド人コーチ、ディック・ホックリーから丁寧なモール指導を受け、基本を徹底することの大切さを学んだ。
神戸製鋼入団
チームの7連覇に大きく貢献。
2005年:同志社大学ラグビー部理事に就任
現在:神鋼ヒューマン・クリエイト所属、特定非営利活動法人ヒーローズ理事長。
1990年: オックスフォード大学へ留学、ケンブリッジ大学との定期戦（ザ・バーシティマッチ）に出場。
オックスフォード大学歴代ベスト15に選出。120年以上の歴史の中で、唯一の外国人選手（イギリス出身以外）。
その他: ラグビー世界選抜、バーバリアンズにも選出。

プレースタイル

ロックとしては小柄ながらも、恐れを知らない激しい当たりとクリーンなプレーが特徴。
寡黙ながらも、勇猛果敢なプレーでチームを牽引する統率力を持つ。
高校時代から着用していた白いヘッドキャップは、彼のトレードマークとして、多くのファンの記憶に残っている。

エピソード

ゴスペラーズのヒット曲「永遠に」は、作曲家妹尾武が林選手の引退を惜しみ、当時のチームに捧げた曲である。
オックスフォード大学留学中には、後にアメリカ大統領となるビル・クリントンと交流があった。

著書

『楕円球の詩(うた)―自伝・林敏之』（ベースボールマガジン社,1997年5月）
『中学生の教科書―今ここにいるということ』（四谷ラウンド,2001年11月）※共著

参考文献

『ラグビー 戦後70年史』（ベースボールマガジン社、2015年）

関連項目

ビル・クリントン: オックスフォード大学留学時代の友人。
フィル・デ・グランビル: 元ラグビーイングランド代表キャプテン、オックスフォード在学中のチームメート。

外部リンク

オフィシャルHP
林敏之ラグビー寺小屋応援サイト
林敏之の楽苦美（ラグビー）ブログ
2019 ALL FOR JAPAN TEAM

林敏之は、その類まれな才能と努力で、日本のラグビー界に大きな足跡を残した人物である。彼の魂のこもったプレーは、多くの人々に勇気と感動を与え、これからも語り継がれるだろう。

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