枚方市立図書館

枚方市立図書館：地域に根ざした学びの拠点

枚方市立図書館は、大阪府枚方市に位置する、市民のための公共図書館です。中央図書館を核に、市内各地に点在する7つの分館と6つの分室、そして移動図書館である自動車文庫から構成されており、充実した図書館サービスを提供しています。

多様なニーズに対応する図書館システム

枚方市立図書館では、利用者の多様なニーズに対応するため、様々なサービスを提供しています。市内在住、在学、在勤者だけでなく、北河内7市（寝屋川市、交野市、守口市、門真市、大東市、四條畷市）の住民も利用可能です。ただし、広域利用者の予約・リクエストサービスは提供されていません。

貸出カードはバーコード式を採用しており、スムーズな貸出手続きを実現。一部分室ではチケット式を採用しています。2009年10月からはインターネット予約サービスを開始し、利便性の向上に努めています。

中央[図書館]]、牧野図書館、津田図書館ではビデオ・DVDの貸出、中央図書館、香里ヶ丘図書館、牧野図書館、御殿山図書館、そして村野分室、宮之阪分室、香里園分室では漫画の貸出も行っています。中央図書館と市駅前サテライト（現在は閉館）には、[[ブックディテクションシステム]と自動貸出装置が設置されていました。

歴史と発展：市民と共に歩む図書館

枚方市立図書館の歴史は、1952年4月に大阪府立図書館枚方ブックステーションとして開設されたことに始まります。その後、1965年2月に枚方市図書センターとなり枚方市民会館に移転、1973年4月には枚方市立図書館として正式に発足し、自動車文庫「ひなぎく号」の運行を開始しました。

以降、1979年から2005年にかけて、香里ヶ丘図書館、楠葉図書館、(旧)菅原図書館、山田図書館、蹉跎図書館、御殿山図書館、牧野図書館、津田図書館が開館。2001年には関西外国語大学の旧キャンパス図書館棟の寄贈を受け、2005年にはその跡地に中央図書館が開館しました。2006年には市駅前サテライトを開設しましたが、2017年には閉館しています。

近年では、2018年に香里ヶ丘図書館の建て替え、山田分室の閉室、2020年の新型コロナウイルス感染症拡大防止策に伴うサービス変更、2021年の分室閉室、そして「ひらかた電子図書館」サービスの開始など、時代の変化に対応した図書館運営を行っています。

各図書館の特色とサービス

中央図書館: 枚方市立図書館の中核を担い、市駅前サテライト（閉館）も併設されていました。BDSと自動貸出装置を備え、充実した蔵書とサービスを提供しています。

香里ヶ丘図書館: バーコード式貸出、漫画の貸出、2020年にリニューアルオープンしています。

牧野図書館: 生涯学習市民センターと一体となった複合施設にあり、約10万冊の蔵書を誇り、地域コミュニティの活性化にも貢献しています。

分館・分室: 各分館・分室では、地域住民の利便性を考慮した開館時間とサービスを提供しています。開館日や開館時間は分室によって異なります。

枚方市立図書館の未来

枚方市立図書館は、今後も市民の学習ニーズに対応し、地域社会の発展に貢献していくために、サービスの向上、施設の充実、そしてデジタル化への対応など、様々な取り組みを進めていくことでしょう。多様な情報を提供する拠点として、地域社会の中心的存在であり続けることが期待されます。

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