柳亭こみち

柳亭こみちについて

柳亭こみち（りゅうてい こみち）は1974年12月10日生まれの落語家で、落語協会に属しています。出囃子は「供奴」で、紋は「変わり羽団扇」です。彼の経歴はユニークで、多様な経験を通じて現在にいたっています。

来歴

こみちは東京の東村山市で育ち、地元の小学校から中学校を経て、東京都立国分寺高等学校を卒業しました。その後、早稲田大学第二文学部に進学し、同大学を卒業します。大学在籍中は落語に興味を抱きつつも、まずは出版社でサラリーマンとしての生活を送りました。

社会人生活を経て、2003年に七代目柳亭燕路のもとへ入門。前座名は小三治の「小」と、師匠燕路の「路」を組み合わせた「こみち」です。彼は2006年11月に二ツ目に昇進し、その後も着実にキャリアを積み重ねました。

2010年には、同じく落語家の宮田昇と結婚し、彼らの間には二人の息子が誕生しています。高座に立ちながら子育ても行い、出産直前まで活動を続けていました。出産後にも即座に高座に復帰するなど、彼女のプロ意識の高さが伺えます。

同期の落語家とともに「TEN」というユニットを結成し、活躍の場を広げていきました。2017年9月には、五代目桂三木助、二代目古今亭志ん五と共に真打に昇進し、さらなる飛躍を遂げました。

芸歴

• - 2003年: 七代目柳亭燕路に入門し、「こみち」と名乗る。
• - 2006年11月: 二ツ目に昇進。
• - 2017年9月: 真打昇進。

こみちは古典落語に加え、改作や新作にも挑戦し、多様な演目をこなします。特に舞踊が得意で、急遽参加した高座でもその才能を発揮しました。また、2023年には高座でのアクシデントを乗り越え、即興で踊りを披露するなど、柔軟な対応力も持ち合わせています。

友人や同業者と親しく、特に弁財亭和泉とは長話をするほどの仲です。また、師匠が寄席の楽屋で気心の知れた仲間たちと会話する光景も見受けられ、日常的に楽しいエピソードが伝わっています。

出演

こみちはテレビ番組やラジオにも出演しており、2017年11月にはフジテレビの「オンナたちの分岐点」に登場。2020年にも日本テレビの「ヒルナンデス！」に出演するなど、メディアにおいても存在感を示しています。更にはラジオ番組「GOGOMONZ」や「年の暮れのそば談義」でも活躍。

広告キャラクターとしても活動し、日本生命のCMにも出演経験があります。

まとめ

柳亭こみちは、落語家として多面的に活動し、家族とのバランスを取りながら自己表現をし続けています。彼の演技は古典にとどまらず、現代のエンターテインメントに欠かせない存在となりつつあります。

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