柳内たくみ

柳内たくみは、日本の小説家であり、東京都に在住しています。彼の経歴は少し異色で、自衛官としての経験を持っています。自衛隊を退官後、2006年に自営業を始めますが、その傍らで小説の執筆活動も行っていました。初期の作品は、投稿小説サイト「Arcadia」で「とどく＝たくさん」というペンネームで発表されていました。

2006年4月から2009年6月にかけて連載された『自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』は、彼の名を一躍有名にしました。この作品は、異世界と現代の自衛隊が交錯するという斬新な設定が特徴で、多くの読者を魅了しました。2010年4月12日には、作品名を『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』と改題し、アルファポリスから単行本として刊行されました。この作品は、彼の代表作として知られています。

『ゲート』シリーズが一旦完結した後も、柳内たくみは執筆活動を続けています。外伝作品の他、戦国時代を舞台にした『戦国スナイパー』や、ファンタジー要素を取り入れた『氷風のクルッカ 雪の妖精と白い死神』など、幅広いジャンルの作品を発表しています。2017年からは、『ゲートSeason2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり』として、『ゲート』シリーズの続編も刊行しています。

彼の作品リストは多岐にわたります。

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり：全10巻で、イラストは単行本版がDaisuke Izuka、文庫版が黒獅子が担当しています。
ゲートSeason2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり：既刊5巻です。
戦国スナイパー：講談社BOXと講談社文庫から刊行されており、それぞれイラストレーターが異なります。講談社BOX版は陸原一樹、講談社文庫版はざいんがイラストを担当しています。全5巻構成で、各巻には「信長との遭遇篇」「謀略・本能寺篇」「信玄暗殺指令篇」「慶一郎絶体絶命篇」「壊れた歴史を修復せよ篇」という副題がついています。
IOTA 戦術機巧歩兵 彼女は危険な戦闘兵器：イラストはクレタが担当し、宝島社から刊行されています。
Walhalla《ワルハラ》-e戦場の戦争芸術-：イラストはヨシモトが担当し、ブレイブ文庫から刊行されています。
氷風のクルッカ 雪の妖精と白い死神：イラストは有坂あこが担当し、アルファポリスから刊行されています。新書版とアルファポリス文庫版が存在します。
* 狐と戦車と黄金と 傭兵少女は赤字から逃げ出したい!：イラストは叶世べんちが担当し、MF[[文庫J]]から刊行されています。こちらは既刊1巻です。

また、彼の代表作である『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』は、2015年7月から9月、そして2016年1月から3月にかけて、テレビアニメとしても放送されました。このアニメ化は、彼の作品の人気をさらに高めることとなりました。

柳内たくみの作品は、自衛隊のリアルな描写と、異世界や戦国時代といったファンタジー要素を組み合わせた独特の世界観が魅力です。緻密な設定と迫力のある戦闘描写は、多くの読者や視聴者を惹きつけています。彼の今後の作品にも期待が高まります。

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