柳家小志ん (5代目)

五代目 柳家 小志ん

五代目 柳家 小志ん（ごだいめ やなぎや こしん）は、1978年3月14日に埼玉県岩槻市で生まれた落語家です。かつての岩槻市（現在のさいたま市岩槻区）から東京へ移り住み、活躍の場を広げています。彼は落語協会に所属し、数々の舞台でその技術を披露しています。

生い立ちと経歴

彼の子供時代は埼玉県で過ごし、その後埼玉県立大宮東高等学校を卒業しました。卒業後は、福祉施設に8年間勤務し、その経験が今の活動にも影響を与えていると言えるでしょう。在職中は、東京福祉大学の通信教育学部で社会福祉学科を学び、無事卒業を果たしています。

2004年、彼は柳家さん喬に師事し、落語の道を歩み始めます。翌年の1月21日には前座昇進し、「柳家小きち」という名前で初舞台に立ちました。およそ4年後の2008年3月1日には二ツ目に昇進し、「柳家喬の字」に改名。彼は急速に成長を遂げ続け、2019年9月21日には真打昇進を果たし、「五代目 柳家 小志ん」を襲名しました。

地域貢献

小志んは故郷の岩槻で「岩槻ねぎわい親善大使」や「岩槻人形大使」として地域活動に取り組んでいます。これらの役割は、地元を盛り上げるための重要な活動であり、彼自身の出身地への愛着を示しています。

趣味と資格

趣味としては一人旅や音楽鑑賞、沖縄三線の演奏を楽しんでいるほか、落語会の企画や構成に関わることもあります。多彩な趣味を持つ彼ですが、資格取得にも積極的で、社会福祉士や介護支援専門員、介護福祉士、精神保健福祉士といった多くの資格を有しています。また、公認心理士受験資格や社会教育主事の資格も保持し、英検準二級と第二種運転免許も取得しています。

芸歴と出演

彼の芸歴は多彩で、2004年5月に柳家さん喬に入門した後、2005年には前座として活動を開始しました。2008年には二ツ目として活躍し、2019年に真打に昇進して五代目柳家小志んを名乗ることになります。

また、彼は「柳家喬の字の江東GOEN隊」としてラジオ番組にも出演し、リスナーに向けて楽しい話を届けています。加えて、2021年には柳家さん喬や他の弟子たちと共著で書かれた「柳家さん喬一門本 ～世にも奇妙なお弟子たち～」を出版し、作家としての顔も持つようになりました。

総括

五代目柳家小志んはその多才な経歴と落語への情熱をもって、観客を楽しませ続けています。彼の活動は地域への貢献や自己啓発にも広がり、今後の活躍がますます期待されています。

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