柳橋駅 (富山県)

柳橋駅（やなぎばしえき）は、富山県黒部市宇奈月町舟見に位置する黒部峡谷鉄道本線の駅です。この駅は、関西電力の専用駅として運用されており、一般の旅客は利用することができません。

歴史

柳橋駅は、1953年（昭和28年）11月16日に、関西電力が地方鉄道としての免許を取得した際に開業しました。その後、1971年（昭和46年）5月4日に黒部峡谷鉄道が設立され、同社の駅となりました。同年7月1日には、黒部峡谷鉄道による運行が開始されています。

駅構造

駅の構造は、1面2線の島式ホームを有しています。通常は列車の交換に使用されており、ホーム上には特に施設は設けられていません。

駅周辺

柳橋駅の周辺には、ヨーロッパの古城を彷彿とさせるデザインが特徴的な、関西電力の新柳河原発電所が位置しています。当駅から発電所へ向けて専用の線路が敷設されており、電力輸送の役割を担っています。

隣の駅

黒部峡谷鉄道本線において、柳橋駅は以下の駅と隣接しています。

宇奈月駅
森石駅

かつては森石駅との間に仏石駅（ほとけいしえき）が存在していましたが、開設日および廃止日については記録が残っていません。

その他

柳橋駅は、黒部峡谷の豊かな自然に囲まれた場所に位置しており、鉄道ファンや写真愛好家にとっては、その風景を切り取る魅力的なスポットとなっています。ただし、一般の立ち入りが制限されているため、注意が必要です。

関連情報

西美憲「日本の発電所 - 関西電力柳河原発電所」『ターボ機械』第19巻第11号、ターボ機械協会、1991年、757-759頁、doi:10.11458/tsj1973.19.757。
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