柳田光綺

柳田光綺のバレーボールキャリアの歩み

柳田光綺（やなぎた みずき）は、1996年3月26日生まれの日本の元女子バレーボール選手として知られています。東京都葛飾区出身で、実姉の影響を受けて小学3年生からバレーボールを始めました。彼女の成長の舞台は文京学院大学付属女子中学校そして高等学校であり、ここでの活躍が彼女のその後のキャリアに大きな影響を与えました。

初期の成功

文京学院大学女子高等学校では、柳田は学年が上がるにつれてエースアタッカーとしての役割を担い、特に2013年1月の第65回全日本バレーボール高等学校選手権大会では彼女が2年生でありながらチームをベスト8に導きました。さらに、同年8月の世界ユース選手権初戦で中国を相手に36得点を挙げる活躍を見せ、試合の勝利に大きく貢献しました。10月には国民体育大会で東京都代表として出場し、東京都に11年ぶりの優勝をもたらしました。

プロの世界へ

2014年、柳田はNECレッドロケッツへの入団が決定し、同年5月の黒鷲旗大会でプロデビューを果たしました。7月には台北で開催されたアジアジュニア選手権にて全日本ジュニアの主将として銀メダルを獲得し、その存在感を示しました。さらに、2014/15 Vプレミアリーグではファイナルで久光製薬相手に21得点をあげ、NECを10年ぶりのリーグ制覇に導き、彼女自身も最優秀新人賞を受賞しました。

国際舞台での活躍

また、2016年9月にはフィリピンで開催されたアジアクラブ選手権でチームを優勝に導き、彼女は自身もベストオポジット賞を手にしました。2016/17 Vプレミアリーグでもチームの優勝に貢献し、これにより彼女の名声はさらに高まりました。2017/18シーズンからはキャプテンとしてチームを引っ張り、2021年の新体制では副キャプテンに就任しました。

復帰と引退

2023年、コンディション不良により一時チームを離れていましたが、復帰後の2023 Vサマーリーグでは敢闘賞を受賞する活躍を見せました。しかし、2024年3月11日、彼女は現役引退を発表しました。引退後、2024年4月23日にはNECのコーチとして新たなステージを迎えることが発表されました。

代表歴と受賞歴

柳田は、全日本ユース代表や全日本ジュニア代表での活躍も称賛され、受賞歴には、2013年のユース世界選手権でのベストスコアラー、2015年のVプレミアリーグ最優秀新人賞、日韓VリーグトップマッチのMVPなどがあります。このように、彼女は数々のタイトルや受賞を通じて、日本女子バレーボール界で重要な役割を果たしました。

柳田光綺のバレーボール選手としての道のりは、彼女の努力と才能の賜物です。その功績は今も多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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