柴田惣一

柴田 惣一について

柴田惣一（しばた そういち）は、1958年9月11日に生まれ、スポーツ界の著名な記者、プロレス解説者として活躍してきた人物です。東京スポーツ新聞社に所属し、長年にわたりスポーツに関する記事を執筆し、特にプロレスの分野での業績が評価されています。彼は、同新聞社で専門委員や元編集長などの重要な役職を歴任し、その後、プロレス界を深く掘り下げた解説で多くのファンに愛されました。

生い立ちと教育

愛知県岡崎市に生まれた柴田は、学習院大学の法学部を卒業後、1982年に東京スポーツ新聞社に入社しました。入社早々に第二運動部に配属され、そこでプロレスや格闘技を担当。プロレス記者としてのキャリアをスタートさせました。彼は部長や専門委員などの役職を経て、プロレス界の重要なイベントや選考に深く関与しました。

プロレス記者としての活躍

柴田は、特に結婚スクープを数多く手がけたことで注目されました。三沢光晴や船木誠勝、北尾光司、高田延彦といった著名選手たちのプライベートに迫る記事は、ファンだけでなく業界関係者からも注目を浴びました。その後、彼は全日本プロレスを経て、1990年代から新日本プロレスの中継番組『ワールドプロレスリング』の解説者に就任し、多くの名実況アナウンサーたちと共に番組を盛り上げました。

この解説者としての役割において、柴田はその知識と洞察力を生かしつつ、場面ごとの熱気やドラマを伝えることに注力しました。サムライTVをはじめとする各種プロレス関連番組にも出演し、その存在感を発揮しました。

退社と新たな道

2015年6月25日、柴田は東京スポーツ新聞社を退社しました。退社の理由として、紙面でのプロレスの記事が減少する中で、自身の情熱をより深く追求したかったことが挙げられます。退社直後には「柴田企画」を設立し、芸能事務所G-TALENTとの業務提携を結びました。

また、2015年9月1日には、インフォニアのプロレス応援サイト『プロレスTIME』の編集長に就任。しかし、そのサイトは2016年5月に閉鎖されることとなりました。以降、彼はリアルクロスが運営するプロレス情報サイト「プロレスTODAY」に編集長として参与し、2020年6月までその職務を全うしました。2021年には、テレビ朝日『ワールドプロレスリング』のレギュラー解説者を卒業したことも発表しました。

特徴と趣味

柴田の特異な点として、彼の趣味が挙げられます。ユニークな趣味としてネクタイの収集を行い、自らをネクタイ評論家と称しています。日常の中で感じたことやプロレスにまつわる出来事を通じて、彼は自らの見解を語る場面も多いです。

出演・著書

柴田は様々なテレビ番組に出演しており、『ワールドプロレスリング』やCS放送の『速報!バトル☆メン』などで多くのファンに愛されています。また、彼の著書には、エッセイ『東京スポーツ青春物語――大事なことはプロレスから学んだ』や、漫画『俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。』があり、ファンから支持を受けています。

これからも柴田惣一は、プロレスの世界において多くのファンを魅了し続ける存在であり続けることでしょう。

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