柴谷要

柴谷 要の生涯

基本情報

柴谷 要（しばや かなめ）は、1910年2月27日に群馬県で生まれ、1995年4月26日に85歳で亡くなった。明治から昭和にかけて、労働運動や政治活動に精力的に取り組んだ実業家、政治家として知られています。

職業の始まり

彼は1925年、大正14年に鉄道省に入省しました。1932年に鉄道教習所専門部を卒業し、鉄道現業員組合に加入しました。労働者としての経験を通じて、組合活動に積極的に関与しました。

労働運動への関与

柴谷は1946年には国鉄労働組合の結成に参加し、上野支部副委員長や東京本部委員長などの重要な役職を歴任しました。さらに、中央執行委員長としても活躍し、全官公庁労働組合協議会の議長や全日本交通運輸労働組合協議会の議長として、全国規模での労働者の権利向上に貢献しました。

政治活動の歩み

1956年には第4回参議院議員通常選挙において全国区から日本社会党の公認を受けて当選しました。これが彼の政治活動の始まりとなります。その後、1959年の第5回通常選挙に出馬しましたが、ここでは落選しました。しかし、1962年の第6回通常選挙において再度全国区から立候補し、見事当選を果たしました。このように、彼は通算2期にわたり参議院議員として日本の政治に携わりました。

役職と影響

参議院議員としての間、柴谷は日本社会党交通対策特別委員長や参議院決算委員長をはじめ、様々な公職を歴任しました。また、日本国有鉄道諮問委員会の委員や公共企業体等労働委員会の東京地方調停委員などの重要な役職にも就き、労働問題や交通政策の改善に尽力しました。

晩年と功績

政治活動から引退後は、労働福祉事業団の監事や理事を務め、富士産業の相談役としても活躍しました。1980年秋には、その功績が認められ勲二等瑞宝章を受章しました。

最後の時

柴谷要は1995年4月26日に亡くなり、その生涯を閉じました。同時に、その功績が評価され従四位に叙されました。彼の生涯は、日本の労働運動や政治の発展に重要な影響を及ぼした足跡として今なお記憶されています。

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