柿谷曜一朗

プロフィール

柿谷曜一朗（かきたによういちろう、1990年 1月3日生まれ）は、大阪府大阪市出身のプロサッカー選手で、Jリーグの徳島ヴォルティスに所属しています。ポジションはフォワードとミッドフィールダーで、日本代表としても活躍した実績を持っています。また、タレントの丸高愛実さんと結婚していることでも知られています。

彼は、特に2013年と2021年にJリーグ最優秀ゴール賞を受賞したことから、その素晴らしい得点力は業界内外で高く評価されています。柿谷はサッカー選手としてのキャリアの大部分をセレッソ大阪で過ごしており、いくつかのクラブでのプレー経験もあります。

経歴

プロ入り前

柿谷は4歳からセレッソ大阪の育成システムで育ち、2006年に当時のクラブ史上最年少となる16歳でトップチームとプロ契約を結びました。高校在学中には、アーセナルやインテルのユースチームの練習に参加し、若くしてその才能を見せつけました。

AFC U-17アジア選手権では、プロ選手として唯一大会に参加し、優勝に貢献したことで自らもMVPに選ばれるなどの輝かしいスタートを切りました。続くFIFA U-17ワールドカップでも注目を浴び、レアル・マドリードやバルセロナからセカンドチーム入りのオファーがあったものの、Jリーグでの成功を選びました。

セレッソ大阪（第1次）

2006年のプロデビュー後、柿谷はセレッソ大阪での活躍を本格化させます。2007年のU-17ワールドカップでは得点を挙げ、国際舞台でも存在感を示しました。しかし、チーム内での競争が激しく、出場機会が限られるシーズンもありました。

徳島ヴォルティス

2009年には徳島ヴォルティスに期限付き移籍します。そこでは出場機会が増え、チームの副キャプテンにも任命されるなど成長の場となりました。顕著な成果を上げたものの、セレッソへの復帰が決まりました。

セレッソ大阪（第2次）

2012年、再びC大阪に戻った柿谷はリーグ戦で得点を量産し、チームの中心的存在となりました。特に2013年シーズンはJリーグ最多得点を記録し、各種賞を受賞するなど飛躍の年となりました。特に、Jリーグベストイレブンや月間MVPを獲得し、多くのメディアからも注目を集めました。

FCバーゼル

2014年にはスイスのFCバーゼルに移籍しました。スイススーパーリーグでのプレーも経験し、欧州の舞台でも魅力的なパフォーマンスを見せましたが、出場機会は思ったほど多くはありませんでした。

セレッソ大阪（第3次）

その後、C大阪に戻り、クラブがJ1昇格を果たすまでの間に多くの試合に出場し、チームの成功に貢献しました。特に2017年の天皇杯優勝に大きく寄与し、再度チームの大会MVPに選ばれるなどして存分に力を発揮しました。

名古屋グランパス

2021年には名古屋グランパスに完全移籍しました。そこでも安定した成績を残し、特にルヴァンカップ決勝においてもアシストを記録する活躍を見せました。名古屋での活躍はさらなるキャリアの基盤を作っています。

徳島ヴォルティス（第2次）

2023年、12シーズンぶりに徳島ヴォルティスに戻り、再び挑戦の舞台に立ちました。

日本代表

日本代表としても、2013年の東アジアカップに初招集され、そこでの活躍により得点王にも輝きました。W杯メンバーにも選出されましたが、その後はなかなか出場機会に恵まれませんでした。特にハリルホジッチ監督への交代後は、代表の座を確保することができませんでした。

プレースタイルと人物

柿谷はその技術の高さと柔軟性が際立った選手です。彼自身は練習メニューを自ら考案し独自のアプローチで技術向上に努めたと語っています。また、守備力や役割の変化にも対応する柔軟性が評価されています。家庭においては二児の父であり、タレントの丸高愛実と結婚したことでも多くのファンに知られています。

彼のサッカーに対する情熱と努力は、今後もさらなる成功を導くことでしょう。

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